初日の出を待たずして、工場のドアを開け仕事に向かう
まだ夜明けを感じさせてくれる気配は漂ってもいない時間
顔面に冷たさを感じ、少し肌に痛みが刺す
昼間には考えられないような交通量の少なさ
赤か青かなど信号の色にもとらわれることなく、心地よく自転車を走らせることができる
夜明け前という刻に与えられた一つの特権と云えるだろう
年末にきちんと自転車のメンテナンスをしていなかった為
ブレーキの利きが悪く、タイヤの空気量もかなり減っている
120%フルスロットルでの運転はできない状態だ
メンテナンスを怠った自責の念を抱いたところで
自転車屋さんのシャッターには迎春の紙が貼られている
工場から出ると、もうすでに夕刻
茜ががる空の下、家路につく
昼の時間がすっぽり抜け落ちたような一日
相変わらず車の量は少ない
大きな通りもいつもより、暇そうな空気を流している
長い車間距離の中に、お正月がそっと入り込んでいるようだ
車だって、元旦ぐらいはゆっくり休みたいのかもしれない
そんなことを考え、ふと自分を省みて少し顔を歪める
そして
ぼくはまた
太陽を待っている
まだ夜明けを感じさせてくれる気配は漂ってもいない時間
顔面に冷たさを感じ、少し肌に痛みが刺す
昼間には考えられないような交通量の少なさ
赤か青かなど信号の色にもとらわれることなく、心地よく自転車を走らせることができる
夜明け前という刻に与えられた一つの特権と云えるだろう
年末にきちんと自転車のメンテナンスをしていなかった為
ブレーキの利きが悪く、タイヤの空気量もかなり減っている
120%フルスロットルでの運転はできない状態だ
メンテナンスを怠った自責の念を抱いたところで
自転車屋さんのシャッターには迎春の紙が貼られている
工場から出ると、もうすでに夕刻
茜ががる空の下、家路につく
昼の時間がすっぽり抜け落ちたような一日
相変わらず車の量は少ない
大きな通りもいつもより、暇そうな空気を流している
長い車間距離の中に、お正月がそっと入り込んでいるようだ
車だって、元旦ぐらいはゆっくり休みたいのかもしれない
そんなことを考え、ふと自分を省みて少し顔を歪める
そして
ぼくはまた
太陽を待っている
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