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YouTube: George Harrison - Wah-Wah
ジョージ・ハリソンのビートルズ解散後の初のソロアルバム「All Things Must Pass」に収録されている曲。
実は、ジョンやジョージはビートルズの解散以前からソロワークをしており、
ジョージの単独名義では3作目に当たるらしい。
このアルバムもビートルズの活動と平行してのサイドプロジェクトと考えてたらしいけど
ポールの脱退宣言でビートルズ解散となって実質的なソロデビューアルバムとなったとのこと。
ビートルズセッションで取り上げてもらうためには他のメンバーがすぐに覚えることができて、
そのまますぐに録音できるかどうかのほうが、
曲の良し悪しよりも重要だったと後年コメントしている。
この曲はゲットバックセッション(いわゆるレットイットビーセッション)でのポールとの有名な口論のあとに一気に書き上げたとのこと。
その口論とは・・・
ポール「以前、ヘイジュードのときもそうだったけど勝手にいろいろと弾かないでくれ。そんなにむずかしいことじゃないはずだろ。」
ジョージ「君の言うことはわかるけど、なんだかそれじゃ良いとは思えないんだ。ボクの考えるアレンジも試したいんだよ。」
ポール「とにかくこれはボクの曲で、まずはボクのアイデアでやってほしい。いろいろとへんなフレーズを弾かれるとわからなくなってしまうんだよ。」
ジョージ「わかったよ。キミが言った通りに弾いてやるよ。君が弾くなと言えば弾かないし、弾けと言えば弾く。それで満足なんだろ。」
といった内容。
このトラブルでジョージ自身は「ビートルズとしての活動はもう嫌だ」と思ったらしい。
実際、「辞める」と言ってスタジオを出て行ったらしいからね。
数日後、他のメンバーからの説得でなんとか戻って続けたけど
心はもう離れてしまったらしい。
そういうときに作られたこの曲は
かっこいいギターリフを全面にたてたこの曲は
たしかにビートルズじゃ出ない味だよね。
とにかくビートルズ時代に採用されずに貯めに貯めた3枚組みの大作の中の曲を
これから少しずつご紹介できれば・・・と思っております。
お楽しみに。