JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

駐車モービルシャック(2列目座席)用ラックの製作part1

2023年01月20日 06時19分32秒 | 設計製作ネタ

1/12に設計完了記事をUPした、駐車モービルシャック用ラックの製作を始めた。一部の例外はあるが、基本的には材料購入&切断、けがき&ポンチング、現合部品関連検討(ただし状況に応じて随時割り込みあり。)、穴あけ、組立という流れだ。まぁ、細かい話は私の反則プランも含んでいて理解困難なものもあるかもしれないので、工程別にザックリまとめたいと思う。
 
 
■材料購入&切断
事前にお店へ下見に行き、素材の大きさや種類をメモして一旦持ち帰り。加工や出来栄え、歩留などの都合を踏まえて、どこからからどれを何個取るから、どの大きさの素材が何個必要なのか?を、切断しろも踏まえたブランク図を作成して、後日再びお店へ。
 
素材は必要数を切断ブースへ持ち込み、ブランク図を交えて説明して切断してもらう。さすがに重ね切りや並べ切りはNGだったけど、同じ設定で同じ寸法を続けて切断するので、バラツキはほとんど発生せず結果良好であった。
 
 
■けがき&ポンチング
組立図を流用して作成した部品図に沿って、ハイトゲージ、コンパス、差し金などを使って穴位置をけがく。切断してもらった材料の長さだが、バラツキは無くてもねらい値に対する誤差は有るので、それが組立時に影響しないように基準面の方向を統一して作業した。
 
ポンチングでは、年輪の固い部分(“秋材部”と言うらしい。)が頑固で、ハンマーでたたくと柔らかい部分(“春材部”と言うらしい。)に逃げて位置ズレが発生。仕方が無いので、穴あけは反則プランでやることを覚悟する。
 
 
■穴あけ
全て(総数約200か所)を卓上ボール盤で行う。使用木ねじの呼び径は3.8なので、下穴をφ2.6×Z-16.0(ドリル先端基準)、貫通穴をφ3.8で加工。この値は剛性を確保したくて、直径のガタや位置のバラツキに対する余裕を全く見込んでいないため、穴位置は目いっぱい正確にねらうことになる。
 
そこで、セッティング位置をケガキ線優先でねらい、ポンチ凹みとのギャップはドリルがしならない程度にソフトに時間をかけて騙し騙し高速回転(推定1000rpmちょい超え)で突っつき、穴が流れないように仕向けた。それでもNGと見た箇所は、ドリルの横からを固めの木の棒で壁を作ったりして、流れる方向に進まないようにした。正直この方法は反則だと承知しているので、この場では報告するけど推奨は出来ない。
 
また、使用ドリルは鉄工用(←木工に適した刃形状でない)なので、貫通穴の抜け側口元が割れたりしないように、ウラ面にドリルが到達する高さで送りが止まるようにストッパーを設定し、改めてウラ面から残りの部分をあけるようにした。こうすることで当て板を使わずに乱れが少ない貫通穴に対応できる。
 
 
-・・・-
記事ボリュームが2000字を超えたので、側板の部品図を急遽UP画像に仕立ててpart1@前半記事とした。つづき(位置ズレ防止ストッパーの現合対応、組立、アイテム収納、他)はpart2@後半記事でUPします。


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