自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

今、満開・・・ビワ

2011-01-21 20:56:00 | お散歩


ビワ[枇杷](バラ科)
子供の通う小学校近くの、玄関先の道端に植えられていたビワが花を咲かせていました。
冬に見ることができる、貴重な花ですが、よく見ると軟毛に覆われています。花の横に見える葉の裏も、びっしりと細かい毛が生えていますね。葉や花だけではなく、枝も軟毛に覆われているのがビワの特徴のひとつです。
ビワ属EriobotryaのErio-はギリシャ語で羊毛・軟毛を意味する言葉が由来だそうで、植物全体が軟毛に覆われているビワのことをよく表現しています。
ビワの実は食用としますが、葉を乾燥したものを「枇杷葉(ビワヨウ)」といい、漢方で消炎・鎮吐に用いる薬用植物でもあります。
ビワの名の由来には諸説あるようですが、葉もしくは実の形が楽器の琵琶に似ていることからつけられたそうです。この楽器の琵琶も、元々は「枇杷」と表記されていたそうですが、琴などの影響を受けて「琵琶」と表記されるようになったそうです。
枇杷も琵琶も、奈良時代に中国から日本にもたらされたということで、古くから日本に存在しているそうです。
私は、琵琶にはあまり馴染みがありませんが、枇杷の方は子供の頃から好きな果実のひとつです。

2008年の花

1月中旬 横浜市内にて

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冬枯れの風景・・・

2011-01-20 21:02:00 | お散歩


シュロ[棕櫚](ヤシ科) カラスウリ[烏瓜](ウリ科)
道端の雑木林の名残りのような植え込みを眺めていたら、鮮やかな色の実に気付きました。
遠目でも分かるカラスウリの実でした。果皮はすっかり乾燥して、シワシワです。すでに果皮も割れて、色落ちてしまった実が、幾つもありました。このカラスウリは一本のシュロに絡み付いていたようです。絡みつかれているシュロのほうも、辛うじて残った実は乾燥して、果皮はシワシワでした。
このシュロの実も鳥たちには人気があるようです。シュロの根元を見てみると、いくつかカラスウリの実が落ちていました。同じところにあって、実も大きいのに、カラスウリの方は人気が無いみたいですね。
こういう風景を見ていると、冬の寂しさを感じてしまいます。

2007年のシュロ

1月中旬 大和市内にて

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高すぎて・・・ヤドリギ

2011-01-19 20:56:00 | お散歩


ヤドリギ[寄生木](ヤドリギ科)
以前にも載せたことがありますが、近所のお屋敷に植えられたケヤキの大木に生えているヤドリギを、先日久しぶりに撮ってみました。
一度ヤドリギの実を撮ってみたいと思っていたのですが、なかなか手頃な木がありません。
とりあえず、いつも見ているこのヤドリギを、私のカメラで目一杯ひいて撮り、PCの画面で見てみようと思ったのです。このケヤキは、道路から3mくらい高い敷地に生えていて、樹高も7~8メートルはあるでしょうか。その中程にある枝に生えたヤドリギの様子を、私の肉眼では確認することは到底できません。
実が写っていればいいなぁと思いながら、家に帰ってPCで見てみると、小さな丸い実を確認することができました。
念願叶った写真ですが、やはり肉眼で確認できないと見た気になりませんね。
ヤドリギの実を探す日々は続きそうです。

2008年のヤドリギ

1月中旬 大和市内にて

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食べにくい?・・・

2011-01-18 20:50:00 | 家族


ヒヨドリ[鵯](ヒヨドリ科)
友達の家でお茶を飲んでいると、庭先からヒヨドリの鳴き声が聞こえてきました。窓から外を覗いてみると、フェンスの上に一羽のヒヨドリがとまっていました。少しすると、フェンスから地面の上に降りて、すぐに飛び立ち隣家の屋根にとまりました。
よく見るとくちばしに何か咥えています。どうやら庭に植えてあるシャリンバイの実をくわえてきたようです。そのまま飲み込むには、実が大きいらしく、屋根の上にぶつけて割るような仕草をしましたが、うまくいかない様で、そのまま咥えてどこかへ飛び去っていきました。
ヒヨドリにとってシャリンバイの実は、突いて食べるのには小さいし、飲み込むには大きいし、扱いにくい大きさのようですね。無事に味わうことができたのか、ちょっと気になります。

2010年のヒヨドリ

1月中旬 横浜市内にて

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庭先にて・・・ジャノヒゲ

2011-01-17 20:52:00 | 家族


ジャノヒゲ[蛇の髭](ユリ科)
昨日載せたボケの蕾を撮った後、ふと足元を見るとジャノヒゲの藍色の実があることに気付きました。庭の隅のほうに植えられていましたが、どのくらい生っているのか、しゃがみ込んで探してしまいました。
いつ見てもこの艶やかな色は素敵ですね。私が子どもの頃に住んでいた家にも植えられていましたが、この藍色の実を初めて見たとき、ひと目で気に入ってしまいました。この色合いといい、艶といい、それまで見たものの中で、一番美しいと思ったのです。
子供の頃の宝物、素敵でしょ・・・

2009年のジャノヒゲ

1月中旬 横浜市内にて



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