はぐくみ幸房@山いこら♪

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クスノキ ヤブニッケイ シロダモ ~葉の違い~

2015年09月17日 | 樹木・草花のお話

 山でよく見かけるクスノキ、ヤブニッケイ、シロダモ。

  

 この3種類ともクスノキ科の樹木で、なかなか見分けられない・・・という方もいるかと思います。

 慣れると、すぐにわかるんですが、慣れていないと、3種類とも同じように見えていると思います。

 今回は、クスノキ ヤブニッケイ シロダモ この3種類を葉っぱだけで、簡単に見分ける方法をお話したいと思います。

 まず、葉の裏を見て白っぽいのが「シロダモ」です。

 クスノキやヤブニッケイの葉の裏は白くありません。

 なので、葉の裏が白ければ「シロダモ」。

 

 次に、クスノキとヤブニッケイの違い。

 この2種類は、葉柄(ようへい)で見分けられます。

 葉柄が真っ直ぐだと「クスノキ」、曲がっていると「ヤブニッケイ」。

 

 左がクスノキ、右がヤブニッケイ。

 見比べると、ヤブニッケイの葉柄が曲がっているのが分かるかと思います。

 あと、葉の厚さもヤブニッケイの方が厚くて丈夫です。

 また、葉の縁が波打っているのが「クスノキ」で、あまり波打っていないのが「ヤブニッケイ」。

 でも、同じヤブニッケイでも、生えている環境によって、葉の厚さや波打ちに違いがあるので、見分ける決定打に欠けることがあります。

 まず、葉の裏を見て、白かったら「シロダモ」

 葉の裏が白くなかったら、葉柄を見て、真っ直ぐなら「クスノキ」

 葉柄が曲がっていたら「ヤブニッケイ」

 の順番で観察すると、3種類を見分けやすいと思います。

 

 あと、「ヤブニッケイ」は、葉っぱを揉むと、「コカ・コーラキャンディ」の香りがします。

 コカ・コーラではなく「コカ・コーラキャンディ」の香り

 ヤブニッケイを見つけたら、葉っぱを揉んで、香りをかいでみてください。

 なので、「コカ・コーラキャンディ」の香りなら、ヤブニッケイ。

 「八ツ橋」っぽい香りなら、クスノキ。

 という見分け方(嗅ぎ方?)もあります。

 

 ちなみに、シロダモは、シカが食べない(嗜好性が非常に低い)ので、山の中では、結構、増えてきています。

 クスノキ ヤブニッケイ シロダモ この3種類の見分け方、一度、試してみてください。

コメント
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