春の危険な植物「メリケントキンソウ」。
メリケントキンソウは、南アメリカ原産の外来生物です。
日本では、1930年代に和歌山県で発見されたそうです・・・。
このメリケントキンソウ、日本各地に広がりつつあり、公園、芝生、空き地など私たちの生活エリアで繁殖しています。
草丈は5~10cm程度で、地面を這う様に生えています。
実は、シロツメクサやカラスノエンドウなどの下に隠れて、広がっていることもよくあります。
何が危険かというと、メリケントキンソウの種にある「トゲ」です。
このトゲが、刺さると痛い!
一般的なブルーシートやレジャーシートだと、貫通してトゲが刺さるので、芝生の上にレジャーシートを敷いて、座った瞬間にブスッ!なんてことが多々あります。
メリケントキンソウは、10月頃に発芽し、4月頃に開花し、5月頃に結実します。
結実する5月の時期が一番危険で、成熟した実に付くトゲが刺さると、とても痛い!
メリケントキンソウが 最も危険な時期は5月 頃。
そんな危険なメリケントキンソウを除去したい!という場合は、4月中頃までにメリケントキンソウを抜き取りましょう。
5月になると、トゲがあるので、抜くのが大変です・・・。
太陽が気持ちいい晴れた日に、芝生の上に腰かけた瞬間に、グサッ!
子どもが楽しそうに芝生の上を裸足で歩いていると、グサッ!
家族で芝生の上にシートを敷いて、お弁当を食べようとしたら、グサッ!
メリケントキンソウが蔓延すると・・・
芝生の上で、ゴロゴロできない。
芝生の上を、裸足で歩けない。
芝生の上で、お弁当が食べられない。 なんてことになります。
メリケントキンソウを駆除したい場合は、結実するまでに行いましょう。
なお、実にトゲを付ける目的は、トゲで刺した相手に実(種)を運んでもらうためです。
靴の裏に刺さった実が、ポロッとどこかで落ちて、そこから蔓延ります。
車のタイヤに刺さって、自宅の庭で、ポロッと種が落ちて、そこから蔓延ります。
5月になったら、たくさんトゲをつける、危険な植物メリケントキンソウ。
皆さん、気をつけて下さい!
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