はぐくみ幸房@山いこら♪

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メリケントキンソウ

2024年04月13日 | 危険な生き物のお話

 春の危険な植物「メリケントキンソウ」。

 メリケントキンソウは、南アメリカ原産の外来生物です。

 日本では、1930年代に和歌山県で発見されたそうです・・・。

 

 このメリケントキンソウ、日本各地に広がりつつあり、公園、芝生、空き地など私たちの生活エリアで繁殖しています。

 草丈は5~10cm程度で、地面を這う様に生えています。

 実は、シロツメクサやカラスノエンドウなどの下に隠れて、広がっていることもよくあります。

 

 何が危険かというと、メリケントキンソウの種にある「トゲ」です。

 このトゲが、刺さると痛い

 

 一般的なブルーシートやレジャーシートだと、貫通してトゲが刺さるので、芝生の上にレジャーシートを敷いて、座った瞬間にブスッ!なんてことが多々あります。

 

 メリケントキンソウは、10月頃に発芽し、4月頃に開花し、5月頃に結実します。

 結実する5月の時期が一番危険で、成熟した実に付くトゲが刺さると、とても痛い!

 

 メリケントキンソウが 最も危険な時期は5月 頃。

 

 そんな危険なメリケントキンソウを除去したい!という場合は、4月中頃までにメリケントキンソウを抜き取りましょう。

 5月になると、トゲがあるので、抜くのが大変です・・・。

 

 太陽が気持ちいい晴れた日に、芝生の上に腰かけた瞬間に、グサッ!

 

 子どもが楽しそうに芝生の上を裸足で歩いていると、グサッ!

 

 家族で芝生の上にシートを敷いて、お弁当を食べようとしたら、グサッ!

 

 メリケントキンソウが蔓延すると・・・

 芝生の上で、ゴロゴロできない。

 芝生の上を、裸足で歩けない。

 芝生の上で、お弁当が食べられない。 なんてことになります。

 

 メリケントキンソウを駆除したい場合は、結実するまでに行いましょう。

 

 なお、実にトゲを付ける目的は、トゲで刺した相手に実(種)を運んでもらうためです。

 

 靴の裏に刺さった実が、ポロッとどこかで落ちて、そこから蔓延ります。

 車のタイヤに刺さって、自宅の庭で、ポロッと種が落ちて、そこから蔓延ります。

 

 5月になったら、たくさんトゲをつける、危険な植物メリケントキンソウ

 皆さん、気をつけて下さい!


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