はぐくみ幸房@山いこら♪

「森を育み、人を育み、幸せ育む」がコンセプト。株式会社はぐくみ幸房のブログです。色々な森の楽しさ共有してます♪

イラガ

2015年09月06日 | 危険な生き物のお話

 あぶない奴らと出会う季節になりました。

 イラガ

 触った瞬間、電気が走ったようなビリッとした痛み。

 勝手に木から人の腕に落ちてきて、ビリッ

 こっちがイタズラしてビリッならわかるけどさ

 刺された瞬間、イライラするような痛みが残るので、別名「イラムシ」とも言います。

 

 ヒロヘリアオイラガ

 一番よく出会うイラガではないでしょうか。

 サクラ、カエデ、ケヤキ、クリ、カキ、クロガネモチ、ザクロなどなど。

 サクラの花が終わって、新しい葉が展開された時、こいつらは現れる。

 初夏~秋にかけて、年2回発生。

 気を付けろ!

 

 タイワンイラガ

 クヌギ、オニグルミ、エノキなどで発生。

 夏から秋にかけて、年1回発生。

 

 ヒメクロイラガ

 サクラ、カキ、アブラギリ、ケヤキ、シラキなどで発生。

 初夏~秋にかけて、年2回発生。

 

 テングイラガ

 サクラ、カキ、カエデ、サルスベリ、ザクロなどで発生。

 初夏~秋にかけて、年2回発生。

 

 クロシタアオイラガ

 サクラ、ウメ、クヌギ、クリ、カキなどで発生。

 初夏から秋にかけて、年1~2回発生。

 

 山でも出会う確率の高いイラガ。

 特に、サクラ・クヌギ・カエデ・ケヤキ・カキには注意してください。

 刺されたら、まず、水で洗って、冷やすのが1番です。

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クサギ

2015年09月05日 | 樹木・草花のお話

 今回は、クサギ(クマツヅラ科)についてのお話を。

 少し前から、花が咲いてますし。

 

 葉や茎をちぎるとクサイ匂いがするので、クサギ。

 何のひねりもない、その名のとおりですね

 クサギは、伐採跡地や崩壊地などができると、すぐに生えてくる先駆性樹種(パイオニア)です。

 スギやヒノキの植栽地にも生えており、下刈りをするとクサイ匂いが広がるので、最悪です。(僕は、クサギの匂いが大っ嫌いです

(見るだけでクサイ・・・

 クサギのある植栽地で行う下刈りほど苦痛なものはありません

 暑いし、臭いし、呼吸もままならない

 こんなクサイ葉なのに、若葉を天ぷらにすると臭みが消えて、食べられるらしい

 さらに、葉には殺菌効果があり、腫れ物に効果があったり、日干しした葉は高血圧やリウマチの薬にもなるらしい

 さっきからクサイを連呼していますが、人によっては、「ピーナッツ」の香りに似ているそうです。

 

 観察会でも、「クサイよ~」と教えれば、「クサっ」といいます。

 しかし、その後に「でも、ピーナッツの香りに似てるって言う人もいるよ~」と教えると、手のひらを返したように、「あっ、ピーナッツや。やっぱり、いい匂い。」という人も

 中には、「ポテトチップスのコンソメパンチの匂い!」という人も

 香りって、人によって色々ですね。

 以前、初めっから「ピーナッツ」と思っている人が、「鼻に詰めたいくらい大好き!」と言ってました・・・

 ホント、人それぞれですね・・・・・・・・

 

 クサイ葉とは裏腹に、花はほのかに甘い香りがします

 クロアゲハとかカラスアゲハなどがよく花の蜜に集まっています。

 あと、10月くらいになると実が出来ます。

 結構、可愛らしいというか、キレイな実です。

 カラスやキジバト、ヒヨドリ、ムクドリなどが食べに来ますね。

 

 クサイけど、花や実を食べる生き物が結構いるので、生態系の中では重要な樹木かも・・・

 あ~でも、あの匂いは好きになれない・・・

 見つけたら、真っ先に刈り払いたくなる・・・・

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ミミズ 捕食される

2015年09月03日 | 昆虫類+αのお話

 山で、青くてでかいミミズを見かけると思います。

 

 一瞬、ヘビかと思うほどの大きなミミズ。

 名前は「シーボルトミミズ」。

 別名、「カンタロウミミズ」とか「カンタロウ」などと呼ばれているかと思います。

 

 まぁ、山をウロウロしたり、歩いていると、よく見かけるミミズ。

 

 中には、捕食されているミミズなんかにも、よく出会うので、今回は、捕食シーンを集めたお話です

 以前でも紹介しましたが、クガビルに捕食されるミミズ

 (その時の記事はこちら→ http://blog.goo.ne.jp/yamaikora/e/13a9034a1d24c642ddc7ea51698ef1f6

 

 分かりづらいのですが、地面の下にいるムカデ(?)に襲われているミミズ。

 がっちりと、首?体?が大きな牙で咬まれています。

 

 トカゲに捕食されるミミズ。

 このトカゲ、明らかに自分の体長よりも長いミミズを食べています。

 この後、どうなったのかな・・・・

 

 コウガイビルに捕食されるミミズ。

 ↓ これがコウガイビル。

 で、コウガイビルに捕食されているミミズ。

 何コレ?っと思いになるかと思います。

 コウガイビルの口?は、体の真ん中あたりにあって、そこから消化液を出して、ミミズをドロドロにしながら食べます。

 

 土を肥やし、豊かな環境を育んでくれるミミズ。

 実は、陰で、たくさんの生き物が生きていく糧としての役割も担っているのですね。

 ミミズを追っかけてみると、自然って、厳しい世界だなと、改めて痛感いたしました・・・・

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