今、この時期になってようやく観る。
そろそろ終わりという映画は、
映画館も極端に空いていて、
独特の空気が流れている。
そしてその空気は嫌いではない。
ネタばれになるので感想の詳細は省くが、
どうして芸人が監督をした映画は本人主役であることがこうも多いのか。
まあ、『脱獄王』に関しては、
板尾創路が適役だと思うけど、
監督自身が主役だとどうしても観る目に、
妙なフィルターがかかってしまう。
と、ここまで書いて気づいたのだが、
思えばW・アレンの作品もほとんどそうか。
『アニー・ホール』では、
本人が脚本を書き、監督をし、主演し、アカデミー賞をとった。
同じくアカデミー賞をとった『ハンナとその姉妹』も本人が出演している。
日本の芸人の場合、
映画出演以外の姿をいろいろ知っているから、
妙なフィルターがかかってしまうのか。
とりあえずここまで考えて、
備忘録としてメモしておく。