役者が主宰するユニットの場合、
作家はある程度、主宰者を立たせるべきだと思う。
単独で主宰したのではなく、
二人三人と複数で主宰している場合なら、
一応、その人たちが平等に立つように書くべきではないか。
そう思っている。
というのも、
ここ1年ほどの間に見た何本かの舞台で、
主宰者がないがしろにされているような芝居を数多く見たからだ。
もう少し主宰者を立たせてやれよ。
何度もそう思ったものだ。
そういう意味では、
今回のタニマチ金魚は理想形だ。
主宰者の牧野エミさん、楠見薫さん、中道裕子さん、
3人がいい塩梅で立っている。
さすが土田英夫さん。
プロの仕事だ。
あのコスプレはちょっと反則だけど。