読書:筒井康隆著『アホの壁』

2010年02月17日 08時53分08秒 | エンタメのかけら
ツツイストとしては、
新書とはいえ新刊が読めるのはうれしいことだ。

だが、読みながら、
ここに書かれた分析や考察を小説として発表してほしかった。
そう思ってしまうのも事実。

しかしながら、
最近の発言を読むと、
もう何を書いても過去の自分の作品と似てしまう、
そう繰り返しており、
たしかに本書の内容を小説にしても、
過去の作品に似たものになってしまうかもしれない。

ならば、筒井作品に詳しい平石滋氏にでも、
「筒井康隆作品に見る『アホの壁』」
というような分類をしてほしいものだ。