読書:『板尾日記⑤』

2010年02月09日 23時07分36秒 | エンタメのかけら

さすがに昨年の日記は出ないと思っていた。
だけど、出た。

昔から日記本の類が好きなのだ。
我が家には本棚一列分の日記本がある。

日記本の中で特に好きなのは、
ちゃんと毎日書かれたものである。

書くべきことがあった日だけ記したような、
日付が飛び飛びの日記本は、
読み物としてはおもしろかったとしても、
日記本としての価値は僕の中でちょっと下がる。

さらに言うならば、
「某月某日」のように日付が曖昧な日記本は、
もっと価値が下がる。

そういう意味では、
1年365日を省略することなく綴った『板尾日記』は、
僕にとって極上の日記本である。

でも、去年のものは出ないかもしれない。
出なくても仕方ない。
そう思っていた。

しかし、出た。

これがいかにすごいことか。

手にとって読んでいただければわかるはずだ。