海水魚と淡水魚、
どちらのほうが水温の変化に対する耐性があると思うだろうか。
正解は「淡水魚」。
川や湖といった淡水域は、
水温の変化が激しい。
だから淡水魚は大きな水温変化にも耐えられる。
一方、海というのは、
思っているより水温の変化がない。
だから海水魚は微妙な温度変化にもまいってしまうのだという。
魚を飼育している知人に、そう聞いた。
なるほど。
さらに温度変化に敏感なのがサンゴだそうだ。
温度だけでなく、水の汚れにも敏感だという。
この話を聞いて思ったのは、
南の島や海に何かを建設する際に、
「今回の件で自然に大きな影響を与えることはない」
と主張する人々は、
とりあえず家でサンゴの飼育をしてみたらどうだ、
ということだ。
飼育して初めて、
その生き物たちのデリケートさに気づくこともあるのではないか。