魚と水温、サンゴと水質

2010年12月08日 02時29分59秒 | チシキのかけら

海水魚と淡水魚、
どちらのほうが水温の変化に対する耐性があると思うだろうか。

正解は「淡水魚」。

川や湖といった淡水域は、
水温の変化が激しい。
だから淡水魚は大きな水温変化にも耐えられる。

一方、海というのは、
思っているより水温の変化がない。
だから海水魚は微妙な温度変化にもまいってしまうのだという。

魚を飼育している知人に、そう聞いた。

なるほど。

さらに温度変化に敏感なのがサンゴだそうだ。
温度だけでなく、水の汚れにも敏感だという。

この話を聞いて思ったのは、
南の島や海に何かを建設する際に、
「今回の件で自然に大きな影響を与えることはない」
と主張する人々は、
とりあえず家でサンゴの飼育をしてみたらどうだ、
ということだ。

飼育して初めて、
その生き物たちのデリケートさに気づくこともあるのではないか。