日本酒が売れないという。
酒全体の売り上げが下がっているので、
売り上げが下がるのは仕方ないが、
それにしても焼酎やワインと比べると売れていないという。
理由はいろいろあるだろうが、
僕の極私論はこうだ。
一升瓶がいけない。
いまだに日本酒といえば、
一升瓶がメインだ。
だが、よくよく考えると一升瓶であることのデメリットは大きい。
まず瓶がデカい。
だからワインのように買い物のついでに買うというわけにはいかない。
ワインならば夫婦二人で飲みきれるが、一升瓶だとそうはいかない。
残った酒を劣化させないためには冷蔵することが必要だが、
あんなにデカい瓶、なかなか冷蔵庫には入らない。
そして当然のことながら量も多いので値段も高くなる。
もちろん日本酒業界もそれに気づいていて、
最近は四合瓶で出すところも増えてきたという。
ワインと同じ量だ。
四合瓶を買ってきて飲み切る。
摂取するアルコール量もワインとさほど変わらない。
この飲み方が定着したら、
もう少し日本酒の消費量も増えると思うのだが。
とりあえず一升瓶がスタンダードという時代は、
そろそろ終わりにしたほうがよくないだろうか。