夢の中の夢

2016年07月19日 09時25分58秒 | ドラマのかけら

こんな夢を見た。

実家にいる。
誰かが訪ねてきた気配がする。
玄関を開けると、
そこに亡くなった母親がいた。
僕が幼い頃の、まだ三十代の母親だ。

「もう亡くっているのに何故?」

と僕が驚いていると、

「なんでそんな顔をするの?」

と笑う。

母親の背後に痩せた若い男がいる。
その姿を見た瞬間、
「この女は僕の母親のそっくりさんで、
 僕のことを騙そうとしているんだ」
と悟る。

夢の中の僕は現実と違い腕っ節が強いようで、
男の首根っこを捕まえると、
実家の前の通りまで引きずりだし、
「お前、同じこといろいろな所でやってるんだ!」
と責める。

と、ここで夢から覚める。
しかし、実はまだ夢の中だ。
夢から覚めた夢を見ただけ。

やけに鮮明の覚えていたその夢を、
夢の中で知人に話す。

話し始めると、
夢の内容が映像でプレイバックされる。
再び同じ夢を見ているような感覚。

覚えているのはここまでだ。

今までに見たことのない不思議な夢だった。