今でも週末になると東北の被災地へ
ボランティア活動をしに行っている友人がいる。
先週も福島に行ってきたというので、
どんなことをしてきたのか話を聞いた。
今回は再び米作りを始めるに向けて、
田んぼの整備をしてきたという。
彼らが作業する前の田んぼの写真を見せてもらった。
そこにあったのは完全な藪だった。
一面に高い草が生え、絡み合い、
その合間に、細い木まで生えている。
細い木の正体は柳だという。
この柳が一番厄介だそうだ。
草刈り機では切れは、
チェンソーでも細い幹がしなって切れない。
枝切用の機械を使って切るしかない。
それにしても驚いたのは、
芒やその他の草はどこからか種が飛んでくるのもわかるが、
柳もどこからかやってきたということだ。
柳はどうこからどうやって田んぼに来たのだろうか。
草や木を払った後の写真を見ると、確かにそこは田んぼだった。
しかし実際、田んぼとして使うためには、
地面の下に残る根も掘り起こさなければならない。
それには重機も必要となってくる。
こういう事実が今も続いていることを記録しておく。