家人が珍しく「読め」と本を勧めてきた。
『夫のちんぽが入らない/こだま』(扶桑社)
なんてタイトルだ!
いや、いい意味で。
著者も「この題名で世に出すのは難しいだろう」と思ったそうだが、
編集者が支持&死守したという話。
エラい!編集者。
読み終えた後、あらためてそう思った。
しみじみ良いタイトルだなあ。
読み始めた十数ページは、
タイトルから想像したように進む。
この感じで進むのかと思ったら・・・
予期せぬ展開。
読後感がどんどん塗り替えられていく。
なんだよ、これ。
ホントにすべて実話なのか?
そんな疑いも心をよぎるが、
フィクションとは思えない不格好さに、
リアルを感じる。
これさー、絶対に映画になるよ。
映画にするべきだよ。
映画で観たい。
こういうのが「泣ける」話だ。
目ざといところがすでに動いているとは思うけど。
懸念点は2つ。
主演をやる女優がいるか。
20代で「夫のちんぽ」が入らないと悩む女。
しかもただ悩むだけではない。
血まみれで悩む。
演じる女優・・・いるかなあ。
そして、タイトル。
すごく素敵なタイトルだけど、
変えられちゃうかなあ。
でも、このタイトルがいいんだよなあ
映画化希望・タイトルそのまま希望。