黙っていても客が来る店は工夫をしない

2018年12月01日 09時30分26秒 | アイデアのかけら
パスポートの更新に行った。

申請所の手前にある写真屋で顔写真を撮ることに。

試しに一枚撮ると、
「メガネが反射していますね」

確かに画面上で確認すると、
レンズが反射して、目の一部が隠れている。

もう一枚撮る。

前よりはマシになったが、まだ反射している。

店の人間曰く、
「このままでも申請は通るが、
 国によっては入国審査の時に揉める」

揉めるのは嫌だよ。
というか、揉めるような写真で申請を通すなよ、日本国も。

仕方なく、メガネを外して写真を撮ることに。

視力が極端に悪いので、どうしても睨み目になる。
店員の口ぶりに、イラっともしていたので、余計に険しい表情になる。

出来上がった写真は、「俺、こんな顔か?」と思う出来だったが、
年に1回2回しか使わないパスポートの写真だ。
それでOKにした。

しかしながら、後から思うのは、
「メガネを反射させずに写真を撮ることは本当にできないのか」
ということだった。


更新前のパスポートの顔写真もメガネをかけているが、
レンズは反射していない。

前回はモノクロで、今回はカラー、その違いによるものか。
それとも照明のセッティングやカメラマンの腕による違いか。

世の中にメガネが反射していない顔写真は無数にある。
照明の当て方次第で、なんとでもなるはずだ。

今の時代、メガネをかけている人は多い。
ならば、反射しないように撮る工夫をもっとするべきじゃないか。

たぶん、そこまでしないのは、
あの写真屋が黙っていても客が来るからだろう。

そして今後も変わらないのだろうなあ。

それにしても、
入国審査の時にどうせまた、「メガネを取れ」と言われるのが、
今から憂鬱だ。