彼女が二人の子どもは連れて入ったのは、
新幹線の駅の多機能トイレだった。
下の子はまだベビーカーを使っているので、
普通のトイレには連れて入れない。
そしておむつも換えたかった。
子どものおむつを換えた後、
今度は自分が用を足すために便座に座る。
初めて入る空間に子どもたちは興味津々だった。
余計なところは触らないように注意した。
お兄ちゃんはその言葉をちゃんと守った。
しかし、よちよち歩きの弟は聞いちゃいなかった。
入口の方は歩いていくと、
よりによってドアの「開」ボタンを押したのだ。
ゆっくりとドアが開き始める。
このままドアが開いたら、
むき出しの下半身が外から丸見えだ。
お兄ちゃんに「閉」ボタンを押すように頼むが、
お尻丸出しでパニックになっているママの姿に大笑いするばかり。
自分で閉めに行くしかない。
だが、ジーンズを上げている余裕はない。
かといって、普通に立って歩いたら、いろいろ丸見えだ。
なので、妙な前傾姿勢で入口に近づくと、
力まかせにドアを引いて、閉めた。
「閉」ボタンを押すのではなく、
ドアを直接引いて閉めたのは、
自動で閉めると、閉まる速度が非常にゆっくりだからだ。
もう大丈夫。
ほっとしていると外から男性の声が聞こえた。
「ちゃんとボタンを押して閉めないと、
外から開いちゃいますよ」
一部始終を目撃されていたようだ。
新幹線の駅の多機能トイレだった。
下の子はまだベビーカーを使っているので、
普通のトイレには連れて入れない。
そしておむつも換えたかった。
子どものおむつを換えた後、
今度は自分が用を足すために便座に座る。
初めて入る空間に子どもたちは興味津々だった。
余計なところは触らないように注意した。
お兄ちゃんはその言葉をちゃんと守った。
しかし、よちよち歩きの弟は聞いちゃいなかった。
入口の方は歩いていくと、
よりによってドアの「開」ボタンを押したのだ。
ゆっくりとドアが開き始める。
このままドアが開いたら、
むき出しの下半身が外から丸見えだ。
お兄ちゃんに「閉」ボタンを押すように頼むが、
お尻丸出しでパニックになっているママの姿に大笑いするばかり。
自分で閉めに行くしかない。
だが、ジーンズを上げている余裕はない。
かといって、普通に立って歩いたら、いろいろ丸見えだ。
なので、妙な前傾姿勢で入口に近づくと、
力まかせにドアを引いて、閉めた。
「閉」ボタンを押すのではなく、
ドアを直接引いて閉めたのは、
自動で閉めると、閉まる速度が非常にゆっくりだからだ。
もう大丈夫。
ほっとしていると外から男性の声が聞こえた。
「ちゃんとボタンを押して閉めないと、
外から開いちゃいますよ」
一部始終を目撃されていたようだ。