Apr.27(Sat.)
■今日という日。
リタが亡くなった。
朝9時頃、
いつものように家人(大)のベッドで寝ていたリタを抱き上げ、
リビングを連れて行こうとした。
目は開いているが、無反応だったので、明るい場所で確認すると、すでに亡くなっていた。
年齢的に、いつ最期の時を迎えてもおかしくないと覚悟していたが、
まさかこんなかたちでのお別れになるとは思ってもいなかった。
でも、最後までちゃんとご飯を食べて、お腹いっぱいで、
一番安心する場所で眠って、そのまま旅立ったのだ。
安らかな最期だったと思いたい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/d2/e88a0cce0a2b74c8d1f14763709e4c3d.jpg?1714260408)
家人(小)にLINEすると、すぐさま電話がかかってきた。
仕事中でもなく、真夜中でもなく、ちょうどいい時間でよかった。
テレビ通話のカメラでリタの姿を見せる。
家人(小)が小さい頃、いつも一緒に寝ていた。
その姿を見て、リタがまだ幼かった家人(小)を守ってくれている、
そんなふうに思ったものだ。
こんなふうに愛犬を看取るのは初めてなので、この後どうしたらいいのかわからない。
かかりつけ獣医に問い合わせると、エンジェルケアをしてくれるという。
昼過ぎ、診察時間終わりで、リタを連れていく。
ペット火葬・葬儀のための場所を教えて頂いたので、すぐさま予約を取る。
明日の昼に葬儀を行えることになった。
連れて帰ってきたリタは、とても穏やかな顔で、
長いひげも整えられ、眠っているようにしか見えない。
でも、体に触れれば、冷たく硬い。もうここに生命はない。
家人(大)が何度も何度もため息をつく。正直、僕もまだ悲しみはない。
あまりに突然のことだったので、感情が追いついていないのだろう。
喪の作業の第一段階:無感覚・情緒危機の段階とは、このことか。
夕食の買い物に行って戻ってくると、玄関先に花が届いていた。
チカさんからだった。
先日、お邪魔した時、老猫を見送った体験談を聞いた。
近い将来、リタにもそういう段階が来るのでしょうねと話した。
それからまさか3日後にこんなことになるとは。
チカさんの心遣いがとてもありがたい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/07/d383d478501c7f693b7671d0bccf88f5.jpg?1714260408)
リビングの、いつも寝ている場所にリタを安置して夕食。
こんなふうにリタが寝ている姿を見ながら、食事をするのも今夜で最後。
夜は寝室に連れていく。こんなふうに一緒の場所で寝るのも今夜で最後。