リタとの突然のお別れ(2024.4.27)

2024年04月28日 08時26分54秒 | 日々のかけら

Apr.27(Sat.)

 

 

■今日という日。

 

 

リタが亡くなった。

 

 

朝9時頃、

いつものように家人(大)のベッドで寝ていたリタを抱き上げ、

リビングを連れて行こうとした。

目は開いているが、無反応だったので、明るい場所で確認すると、すでに亡くなっていた。

 

年齢的に、いつ最期の時を迎えてもおかしくないと覚悟していたが、

まさかこんなかたちでのお別れになるとは思ってもいなかった。

 

でも、最後までちゃんとご飯を食べて、お腹いっぱいで、

一番安心する場所で眠って、そのまま旅立ったのだ。

安らかな最期だったと思いたい。

 


 

 

家人(小)にLINEすると、すぐさま電話がかかってきた。

仕事中でもなく、真夜中でもなく、ちょうどいい時間でよかった。

テレビ通話のカメラでリタの姿を見せる。

 

家人(小)が小さい頃、いつも一緒に寝ていた。

その姿を見て、リタがまだ幼かった家人(小)を守ってくれている、

そんなふうに思ったものだ。

 

 

 

こんなふうに愛犬を看取るのは初めてなので、この後どうしたらいいのかわからない。

かかりつけ獣医に問い合わせると、エンジェルケアをしてくれるという。

 

 

 

昼過ぎ、診察時間終わりで、リタを連れていく。

ペット火葬・葬儀のための場所を教えて頂いたので、すぐさま予約を取る。

明日の昼に葬儀を行えることになった。

 

 

 

連れて帰ってきたリタは、とても穏やかな顔で、

長いひげも整えられ、眠っているようにしか見えない。

でも、体に触れれば、冷たく硬い。もうここに生命はない。

 

 

 

家人(大)が何度も何度もため息をつく。正直、僕もまだ悲しみはない。

あまりに突然のことだったので、感情が追いついていないのだろう。

喪の作業の第一段階:無感覚・情緒危機の段階とは、このことか。

 

 

 

夕食の買い物に行って戻ってくると、玄関先に花が届いていた。

チカさんからだった。

先日、お邪魔した時、老猫を見送った体験談を聞いた。

近い将来、リタにもそういう段階が来るのでしょうねと話した。

それからまさか3日後にこんなことになるとは。

チカさんの心遣いがとてもありがたい。

 



 
 
 

リビングの、いつも寝ている場所にリタを安置して夕食。

こんなふうにリタが寝ている姿を見ながら、食事をするのも今夜で最後。

 

 

夜は寝室に連れていく。こんなふうに一緒の場所で寝るのも今夜で最後。