山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

冠雪

2021-11-27 | めぐる季節と自然

周りの山の上が真っ白になっていた今日。

ストーブをどんどん焚いているけどそれでも結構寒く、今からこれでは今後が思いやられる。

灯油で暖房するとすると、月に2万円近くなるのかもしれない。

備蓄の石油を放出すると言っているけど、リッター当たり数円しか違わないのではないかと思う。

 

実家の柿を無事採り終わり、明日は残りの柿を採る予定。

紅葉も終わるかと思えば結構ところどころに残っていたりする。

昨日名古屋に行ったら紅葉真っ盛り、イチョウはまさに最盛期だった。

 

★朝の山や川や紅葉(動画)↓

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初冬の雨上がりの朝 ヒヨドリ鳴く これから晴れそう

#mountainside #satoyama #Autumn 山にかかる雲 朝の光と草原 ヒヨドリ 撮影 Japan, Chubu re...

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山頂に雪降りかかる~もう誰も思い出さない オレンジの百合のような花のこと 11月下旬

#hillside #satoyama #Autumn 山麓朝散歩 雪雲が山の上にかかっています。 川原のイタドリが黄葉 ヤブカンゾウ ヨモ...

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1カ月のロングラン黄葉ダンコウバイ

2021-11-24 | 植物

ダンコウバイ(クスノキ科)は10月の終わりにいち早く黄葉した。その分早く散るのかと思ったらそういうわけでもなく、まだ枝に残っている。

10月下旬

チューリップ型の葉で、基部から葉の先に向かう葉脈が中心と両横に2本、これを三行脈(さんこうみゃく)という。

クスノキ科の木は大体三行脈である。けれどこんな幅広の葉のものはほかにはあまりない。大体楕円形や披針形という細長い形をしている。

これが色づき始めると、ついに紅葉シーズンが始まったか、と思う。

そして、少し色づいた後、鮮やかなムラのない真っ黄色になる。

11月上旬

こんがりしてきた。いい感じに焼けたパンケーキというか、トーストというか、おいしそうな色である。

11月中旬

しわしわしてきた。

本日(11月下旬)

こんがりしつつ頑張っている。すっかり水分が抜けて、うるおいがなくなり、身につまされる。保湿してあげたい。

 

3日も雨が続いた。樹々の葉はおおかた落ちてしまったけど、まだカエデやツツジなどが枝先に残ってかろうじて彩りを添えている。

いよいよ寒くなってきて、考えるとつらい。

暑くてもつらいけど、寒いのは寂しくてつらい。

 

★山麓朝散歩(動画)↓ ヒヨドリ、ヤマガラの声など

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山麓朝散歩 あんなにキレイだったのにヨレヨレになりゆくダンコウバイの黄葉にわが身を重ね悲哀を感じる時雨の11月

#countryside #satoyama #rainy #Autumn colors #maples #Autumn leaves ...

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洗濯機から取り出したタオルがヨレヨレになってる原因を解き明かします

2021-11-23 | 植物

おろして間もないふわふわのタオルを洗濯機から取り出したら、ガーン……

あちこちからループの糸がぐわーーーんと引っ張り出されて、タオルの美貌が台無し、みたいになっていたときのショックときたら。

それが結構高級な進物のピンク色のかわいいやつだったりしたときなど(ピンク色のときショックが大きいかどうかは人によります)

心に刺さったとげがしばらくひっかかり続けて、悲しみがしばらく消えない。一日が台無しになる。

たかがタオルであっても、たとえ100円のものであっても、そのショックは大きいもの。値段は関係ない。

 

思いがけず何度もこんな目に遭って、ほかの洗濯物のファスナーやホックが引っかかったのだろうと、以来、厳重にネットに入れたり、ネットのファスナー自体が隠れるように細工されているネットを選んだり、考えられるいろんな努力をしてきた。にもかかわらず、この事故は容赦なく起こる。泣きたい。

 

その原因が数カ月前やっと分かったのである。分かってしまえば、何でこんなことに気づかなかったのかと、自分の愚かさつくづく恥ずかしい。

犯人は、草のタネである。ひっかかるやつ。

草むらを歩いたり庭の草取りをしたりして、袖や裾や靴下にひそかにくっついていて、それが洗濯機に入ると、ほかのものを引っかけるのである。

この際名指しで容疑者を挙げると、

A チカラシバ、イノコズチ、アメリカセンダングサ等のセンダングサ類。

B もちろんのことオオオナモミ(子どものころ勲章とかって呼んでいた)。あと、アレチヌスビトハギ、これはひっつき虫とかひっつき豆とか言われる、小さい豆のさやである。これがどの程度タオルを攻撃するかは正直よく分からないけど、新鮮なやつは危険だと思う。

オオオナモミなんかは目立つしそうそう多くあるものじゃないからなかなか洗濯機には侵入しないけど、チカラシバ、イノコズチはわりとよく潜んでいる。これらは靴下に入ると痛いので気づくのだけど、裾や袖口だと気づかなかったりする。

Aのタイプ、チカラシバ、イノコズチ、アメリカセンダングサの実は尖っていて、返し針になっている。尖った先で突き刺さり、返しがあるから抜けない。これが靴下に刺さったとき取り除くのは結構面倒だ。ひっぱると靴下がびよーんとなってしまう。この返しでタオルに取り付いてループを引っ張りまくるのである。(多分)

Bのタイプはマジックテープ形態になっていて、いや、マジックテープがこの植物の真似をして作られていて、まあこれも返しなんだけど、ひっかかる毛がU字カーブになって面でびっしりついていて、毛の集団がくっつくようになっている。アレチヌスビトハギは布にぴたっとはりつくからほんとにいやーな感じである。

 

あと道端でひっついてくるものにはチジミザサというかわいい草があるのだけど(かわいいと思うかどうかは人によります)、これは粘りでくっつくだけで、ひっかかるわけではないので、それほど脅威ではない。

 

ひっつく種は上のもの以外にもたくさんある。これらは大体秋にできるもので、春先にはひっつく種はない(思いつく範囲では)。秋になると動物たちが冬毛になってひっつきやすいからというのが理由らしいけど、私自身で季節ごとに動物にひっつけてみて試したわけではないので真偽は分からない。

また、上に書いたひっつくタネが洗濯機の中で本当に悪さをしているかどうかも、洗濯機のなかを拡大してつぶさに観察したわけではないので、確たる証拠があるわけではなく、別件逮捕で状況証拠みたいな感じなのだけど、99%きっとそうだろうと確信している。

今の時期の洗濯には十分注意しなければならない。

チカラシバ(9月末)

 

★山麓朝散歩(動画)↓

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山麓朝散歩 雨が降って一気に冬の始まり さむざむしてきた雑木林とちょっと残ってる紅葉

#hillside #satoyama #Autumn After a rainy day it seems to be begining ...

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黄葉するウワミズザクラ サクラにしては異色?

2021-11-22 | 植物

11月初めの林で。カスミザクラかヤマザクラだと思ったのだけど、それにしては珍しく黄色いなと思ったら、ウワミズザクラだった。

この辺には結構ウワミズザクラがある。うちの前にもある。なので、葉を拾って比べて見て判明。

ヤマザクラやソメイヨシノなどの桜の紅葉は、鮮やかな赤である。そして8月の終わり頃には早くも赤くなって9月には散ってしまうものが多い。11月まで葉は残っていない。なのに、このサクラ(ウワミズザクラ)は11月初めでこの状態。うちの前の木も、1週間ほど前に黄色くなってから、2、3日前に鮮やかなオレンジ色になった。今日あたり少し色がさめてきており、このまま赤くならず散りそうな気配である。

これを見てカスミかヤマかと思うなんて、(分かってみれば)お恥ずかしいわ♪

 

カスミザクラとヤマザクラは見分けが難しい。というか、特徴は結構はっきりしているので、見分けられないものは雑種であるのだと思う。葉柄はヤマザクラが長く、カスミザクラには葉の基部に蜜腺がある。そういういろいろな特徴がまぜこぜになって見分けられないのである。

ウワミズザクラは、葉がやや長く(面長な感じがする)、葉の中の葉脈の凹みが結構強くて、ぱっと見、シワシワ感がある。また、鋸歯が線状に細くなって、その長さがそろっている。

昨年はほとんど花が咲かなかったのだが、今年はそこそこ咲いた。花付きが年によってかなり違う。カスミザクラやヤマザクラやソメイヨシノではそのような裏年表年を感じたことがなく、毎年きれいに咲く。

ウワミズザクラ↑

葉裏の葉脈の脇に毛が結構密生している

久しぶりに雨。昨日、畑の人が、「降ってほしい」と悲鳴を上げていた。長い間続いた穏やかな秋の日はこれで終わり、冬になりそうである。気が付けばもうすぐ12月……。師走が来るらしい。

 

★カエデ(オオモミジ)の羽根つき果実、ホオの白い落葉、ウワミズザクラ黄葉など 動画をどうぞ↓

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飛騨高山の朴葉味噌思い出さずにいられないホオノキの落葉など林でカサカサ散る音と、羽根で飛ぶカエデの実 11月初めの朝

#hillside #satoyama #Autumn #acer #cheratus Fluits of Acer(Maple) whi...

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柿以外のこともちゃんとやっています

2021-11-21 | 植物利用

柿以外のこともちゃんとやっています……と言ってみたものの

さて、何かやってただろうか……? 食べることと寝ること以外に……、思い出せない……

やっぱり柿のことしかしていないのだろうか。

とにかく柿がどうかならないか気が気ではなく、焦って早く採り過ぎているようである。

本日、3回目の柿採り。下から見上げると結構赤くなっているように見えて、カラスに取られたらどうしようと心配でたまらないので、どんどん採ってしまったのだけど、採ってみると結構まだ赤みが足りなくて全然おいしくなさそうなのが多い。あやうく全部採るところだったけど思いとどまってよかった。あと残りバケツに1杯以上取れるだろう。

トータルでバケツ7杯ぐらい。過去最高だろうか。ちなみに、実家に別途なっているはずである。

早く採り過ぎた柿は甘味がのっていない。あまり軟らかくなったのは好きではないけど、甘くなければ損した気がする。

採った柿を、誰にどれだけあげようかと考えだすと頭がぐるぐるして、とりあえず、とてもきれいなのとちょっとムラがあるのと、とても人にあげられないかわいそうなのとに選別し、その後無意味に並べたりなどして、時間が過ぎていく。

とにかく先日採った分は箱に詰め込んで友だちに送ってしまい、今日採った分はなるべく熟れたのから近所の人にあげて、熟れてないのはまだしばらく家の涼しいところに保管しておくことにする。さて、保管しておいて、その後どうするのだろう? とても食べきれない。自分用には、カラスか何かがつついた傷のあるのとか、小さくて見た目が悪いのとかが別途山盛りあるので、それでいっぱいいっぱい。

柿の取り扱いで頭を悩ませる。いっぱい採れると仕事が増える。今年は梅が全然採れなかったので仕事が楽だったと思ったら、この柿である。けれど楽しい仕事だ。

鍼の先生から、柿を食べると冷えるので1日に4分の1までにしなさいと言われているが、そんなこと守れるわけがない。2個ぐらい余裕で食べている。