種子島の海辺に、白いつるバラがたくさん咲いていた。
屋久島の隣の口永良部島にも咲いていた。
花が大きくて、葉も大きくてつやつやして強い感じがする。
屋久島の自然保護をしている人に聞くと、テリハノイバラだと言った。
ちょっと驚いた。口永良部島のはまだ、そうかも、と思ったけど
種子島に来て、絶対別種だと思った。
わが地方のテリハノイバラと違いすぎる。
うちのほうのはもっと弱々しい。ほっそりしている。
けれど、帰って図鑑で見ると、ほかにそれらしいのはなかった。
やっぱりテリハノイバラ。海岸で強い日差しに照らされながら咲く、というようなことが書いてあった。
それもまた印象が覆された。
どちらかというと、山の湿地の際の日の当たる所に生える気がしていた。
浜辺を這って、ギラギラした陽射しの中咲き誇る姿、この北方系のがハマナシなんだろう。
知床の岬に咲いているヤツ。
写真で見ると、強そうだ。
その土地に適応してしっかりがんばっている植物。
人間の適応性なんてもっとすごいから、驚くことでもない。
写真/テリハノイバラ 種子島 北種子にて(2014年6月中旬)
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