山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

梅で大騒ぎ

2017-06-29 | 植物利用
毎年ぼんやりしている間に梅がかなり落ちてしまうんだけど
今年は先手を打って先週末はやばやと収穫しました。
いまだかつてない採れ高で、バケツ4杯。梅1本でこんなに採れるんだから、2本も3本もなくてよかったと思うのでした。
やはり落ちなかった分、たくさん採れたということでしょうか。

今年こんなに梅に熱心になってしまったのは、和歌山県の南高梅の産地に仕事に行っているせいだと思います(梅採りのバイトではありません)。印南町という、みなべ町(南高梅発祥の地)の隣で、梅園がみなべ町から山伝いにずっとつながっている感じです。

先週そこへ行き、梅採りの様子をあちこち観察していました。で、我が家の梅はもう落ちてしまっているだろうとなかば諦めていたのですが、帰ってきたらまだ全然大丈夫なのでした。
天気予報ではこの日曜日から大雨が降るなどと脅していたので、あわてて土曜日に採ったのです。結局天気はずっとまあまあで、今日あたりに採っても支障はなかったようですが。
というわけで、印南町の刺激で頭が梅でいっぱいになってしまったので、我が家の梅も前向きに収穫したということです。

今年の梅採りはとにかく大変で、枝が伸び放題になっているので、枝を切り落としながらの作業でした。剪定を兼ねてです。しかし、それ以前に、木の下が草ぼうぼうで足を踏み入れられないので、まず下を刈らなければなりませんでした。
周りに生い茂っているヤマブキやレンギョウなども切りつつです。
実をさくさく採るだけならきっと1時間もあれば終わったのだと思いますが、丸一日かかり、ぐったりでした。
日頃の管理がいかに大切かが良く分かります。分かったからといって来年ちゃんとできる自信は全然ありません。

ついでに、のこぎりをなくしてしまいました。梅の枝を山に捨てたときに一緒に捨ててしまったのかもしれません。どこかから出てくるといいんですけど。
昨年はめがねをなくして結局出てこなかったのです。
とんだ散財です。


バケツ4杯の梅を採った後がまた大変でした。