山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

イタリアンパセリがわさわさ

2020-06-20 | 植物

放置してあったイタリアンパセリがすくすく伸びてかいわれのようになっていた。やわらかくて実においしそうである。そうしてまた、嬉しそうである。こうなってしまってはもはや一本一本引き離すことはできないので、いくつかのブロックに分けて植え替えることにした。将来大きくなることを考えると地植えにした方がいいが、適当な場所も作ってないので、とりあえずまたポットへの植え替えである。常に準備が悪いので「とりあえず」の繰り返しになっており、すべての物事が後手である。自分の人生にはおそらく永久に先手などというものは出現しないだろうと開き直る。

やってみると、7、8個に分けることができ、もともと2ポットなので結局15ポット程度に増殖。2日が過ぎた今も機嫌よさそうに空に向かって伸びている。さらに3週間ほど前に植え替えたのがあるので、うちはイタパセだらけだ。1株あれば十分なはずなのにこんなにあってどうするのだろうか。

わさわさの中から1本引っ張ると、意外にもスーッと抜けてくる。その長い根を見ると、もう一度植えたくなるのだが、そんなきりのないことはしてはいけないので、心を痛めつつ根を切って、葉をスープに浮かべたりしている。まだあまり香りがしない。もう少し育たないと一人前のパセリにはならないようである。

今日はポットの朝顔も地植え。これもまた遅い。やっとのこと花壇に植え場所を作ったのだ。そこにはウツボグサが生えていた。ウツボグサの花がやっと終わったので、刈り取ってきれいにしたのだ。ウツボグサは咲くと意外と丈が高くなるので、あたり一面のその花を刈ると、庭はすっきりときれいになった。庭じゅういろいろな草だらけで、サツキも伸びまくるし、毎日やることがありすぎて終わらないことに呆然とする。私じゃない山里の人たちは一体どのように時間をやりくりしているのだろうか。そしてまた、私は過去の長い年月、どのようにしてこの草木の庭を取り扱ってきたのだろうか。不思議だ。