山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

花は上品なアイボリー、ヤブミョウガ

2007-11-14 | 植物
昨晩も霧だった。
今日もこんなにも遅くなってしまった。明日朝から出かけないといけないのに。
てか、もう朝に近いです……

紺色の実をつけているヤブミョウガ。
丸い果実をつぶすと、ぐにょ~っとつぶれるかと思いきや、プチっと音をさせてパチッと割れて、中から細かい種がいっぱい出てくる。
カプセルみたいな感じです。

ヤブミョウガはお盆ごろ、暖かい地方の半日陰の樹林内で群生して咲いている。
樹冠が閉ざされていてもなぜか林内が明るい感じのするところ
それは真夏という日差しの強いときだからか。

思い出深いこの花です。初めて見たのは岐阜県の板取村で、そのときは1輪しか見当たらなかった。珍しい花なのかと思った。

けれども、1、2年後、静岡県の山の中で、真っ白に、いっぱい咲いているのを見た。
たくさんあっても苦にならない、いい花。
そのときの思い出が楽しかったので、私はとても好感を持っている花。
見ると必ずそのときのことを思い出す。

だから、ヤブミョウガを見ると、ちょっと楽しくちょっとかなしい。
これがツユクサ科なんだから驚きます。
でもよく見ると葉っぱが確かにツユクサのおばけみたいです。

ミョウガではないのだけど、ミョウガと同じように、食べ物の下に敷いたりする葉っぱとしても使うようです。

今年もどっかでたくさん見たなー。どこだったかしらん。
中津川ではあまり見ません。恵那の木曽川北岸の、南斜面の里にときどきあります。
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