山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

生きている裏界線 生きていない裏界線

2015-04-10 | 山里

長野県飯田のまちの裏界線(前の記事参照)をあちこち歩いてみて、意外と使われていないなと感じた。
裏小路ってもっと人が日常的に歩いていそうな気がする。
そもそも、飯田のまちには裏界線でなくても人影がほとんどない。みんな車を利用していて、歩くということがないのだ。これは飯田に限ったことではない。うんと山間地に行くと、車どころか、とにかく人がいない。
人間もっと歩かなければだめだと思う。知人がアメリカの田舎町に滞在していたとき、買い物に行こうと歩いていると警察に呼び止められ、危険だから車に乗るようにと言われたそうだ。怖い世の中である。

話を戻すのだけど、使われていなさそうな裏界線は「生きていない」という感じが漂う。
けれど、「生きている」と感じるところも少しはある。そういうところには人の気配がある。



家の敷地から道にあふれるモノ、モノ、モノ。
あまりあふれ過ぎると道として機能しなくなるから問題だろうけど、こんなモノが並んで人の気配のあるところでは、道がきれいに掃かれている。いや、道が掃かれているから人の気配を感じるともいえるだろう。
生きていない裏界線には小さなゴミなんかが結構落ちていた。

「掃く」という行為はやはり大事だなと実感する。物理的にきれいにしているのだけど、風水的には浄化しているのだと思う。そういうところには、いい気を感じる。



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