正直、トヨタ系のGAZOOさんのblogを借りてるので言い辛いが、警察と世間を怒らせている今回の「事件」は無視できない。
当blogで「世界はボルボに追いつこうとしてる」てと先日アップしたが、それはソレで悪い事とは思っていない。
むしろ歓迎される事です。
でも、「首都高速で自動運転実演」という予告を発見した時、「よく国がそんな実験を認可したなぁ」と驚いてました。
案の定、トヨタが「手放し運転」を実演・全国放送した事で「道交法違反」を堂々と胸張って行うメーカーとして警察と興味持つ人の怒りを買ってしまった。
軽率なんて軽い表現じゃすまされない。
以前、トヨタの社員が出勤途中に「一時停止無視」で私を交差点で跳ね、逃げようとしたのを捕まえたら、逆に恐喝された事件のように悪質さが深層心理に、より強く刻まれた思いです。
あの時は直ぐに上司が飛んできて、半ば強引に折詰を受け取らされて「穏便に」と処理されたっけ。
他のメーカーにも当て嵌まるかもしれないが、自動車メーカーとして自覚が足りないと表現すれば軽すぎかな、悪質な面が今回も露呈した形なんでしょうね。
某番組では「他のメーカーから自動運転・安全装備で出遅れた焦りが原因では」と流してたが、道交法違反を「メーカー」がやっていい理由にはならない。
その責任は個人の違反より重い、「メーカー責任」ですから。
残念な事ですが、これで今後のトヨタがどんな安全機能を実現させても、「ああ、でも首都高で道交法違反して作ったヤツでしょ」って言われても文句言えなくなったワケで、自分で自分のクビを絞めたワケです。
そして、場合によっては国内の全自動運転技術の実施に向けた法律改正の可能性を一気に遠ざける結果になるのではと危惧してます。
全メーカーが目指している機能のインフラ停滞、業界への足枷になりかねない。
何れにせよ、トヨタ側がどう落とし前つけるのか、国がどう判断していくのか、今後の動向に目を向ける必要が出てしまい残念です。