今日はLIVEでWECの中継が行われた。
WECはル・マン24hを含むFIA公認の耐久レースシリーズ。
世界各国で開催され、今日は日本は富士の開催でした。
こんな状況で無ければカメラ抱えてサーキットで、世界最高峰のレースを五感で楽しみたかったけど、放送があるからと楽しみにしていたのだが。
LMP1(プロトタイプ)カテゴリーには、ディーゼルハイブリッドで今年度は全戦全勝中のアウディーと、日本を代表するガソリンハイブリッドのトヨタ(2台エントリー)が6時間の長丁場の末にどんな結果になるか、注目の一戦でした。
他のカテゴリーにもお馴染みの日本選手が多数参加する面白さもあったのだが。
結果は大雨による2度の赤旗の後にレース終了、そのまま順位が決まりトヨタが初の1勝となったが、数週も走らず、それもマトモな速度が出せないまま終了と残念かつ後味の悪い事に。
隣県のココも朝から冷たい雨がかなり激しく降り続いていた事から、現地の映像がレースできるコンディションでは無い事がリアルに感じ取れた。
フォーミュラ型の頂点がF1やインディーカーなら、箱型の頂点はWECだと思う。
日本のSUPER GTやDTM等の数ある市販車ベースのレースと異なるのはその走行時間とプロトタイプクラスを有する事。
24時間レースが複数組み込まれ、富士は最も短い6時間。
速度域の高さと耐久性を要するハードルの高さは別次元のようです。
そしてアウディに至っては、今や世界のレースシーンではディーゼルエンジンが常勝となってるその頂点とも言うべきe-Toron Quattro の走り、音に国内で唯一触れられる一戦と貴重なレースです。
が、大雨でセーフティーカー先導のままパレードラップのごとく数週しては赤旗を2回。
車載カメラで、LMP2クラスの屋根が無いプロトカーのずぶ濡れの映像がまたリアルで哀れ極まってた。
豪華なゲストの放送も、走らない車に会話が行き詰まり、その大半がWECの他国で開催されたダイジェストへと置き換わり(全部録画済みで退屈)実質2時間あったかどうか。
中断が決まり、番組も予定時刻を大幅に短縮して終了。
常設サーキットでは世界一長い直線と、アップダウンを含むテクニカルなレイアウトの富士を世界頂点の車とドライバーが火花を散らすのを楽しみにしてたのですが、残念です。
番組中で紹介された、来年のル・マン(WEC)に特殊枠でニッサンのEVレーサーが投入されるニュースは、今のニッサンは革新的な事へ果敢にチャレンジして勢いがあるなって感覚でした。
デルタウィングに似た今回のEVレーサー、実際は電気では一周程度しか走行できず、後はエンジンで走行しながら回生でチャージして、またEVで走るという純粋なEVでは無いものの、その前衛的なスタイルとコンセプトは期待せずにはおれません。
また、昨年は登録書類が間に合わずWECのLMP2に出れなかった、マツダのディーゼル(SKYACTIVE-Dベース)レーサーも注目したいところです。
今はアメリカ国内戦のみの投入らしいけど、日産エンジンばかりのLMP2にマツダのディーゼルがどこまでやれるか、こちらも叶えば注目です。
注目といえば、超大物「ポルシェ」が来年からLMP1に参戦する事が決まってますね、見逃せません!
何にせよ、超楽しみにしてたレースが残念な結果でガックリモード中。