ヘッドライトの真ん中をLEDラインが横切る独特のボルボ。
「XC90」 に続き、「V40 シリーズ」 にも新顔で登場です。
こちらは海外仕様の 「V40 Cross Country」。
ギリシャ神話に登場する 「トール神」 が持つ武器 をイメージした、「トールハンマー」 と呼ばれるLEDライトが特徴です。
見慣れれば、これもアリなのかな。
デザインが綺麗で、最初にこの 「V40CC」 を追っかけてみた時は、直列5気筒ターボという まるで昔の アウディ・クワトロのような不思議なエンジンでした。
現在は、DRIVE-E と呼ばれる 直列4気筒(3気筒もあり)を基本とするエンジンに変わりました。
昨年投入され、クリーンディーゼルが大人気なメーカーでもあります♪
何度か試乗した 「V40 ファミリー」 。
室内の作り方は 「目からウロコ」 、独特の世界観はスウェーデンの スカンジナビア・デザイン?
シートの作りなんざ、どっかのお偉いさんチェアではと言うゴージャスなもの。
走りは悪く無い、というかどことなく重厚さがある。
重量級のボディは伊達じゃない。
ハンドリング、意外にシャープ。
ただ、「尖った突き上げ」 が気になったのです。
マンホールのフタを通過するだけでも、真下から明確な突き上げが来る。
路面が荒れてたりすると、かなり印象が良く無い。
500万近くする車って事を考えるまでもなく、あの乗り心地は…。
前後方向の妙なピッチングも、最近の車にしては気になった。
約2年ほど触れてないボルボ。
最近は改善されてるのかな…、ソコがポイント。
今回の改良で、世界一安全装備が進んでる ボルボ が更に印象を高める事に。
世界唯一の 「歩行者エアバック」 を、全車標準装備としてきたのだからビックリ!
確か8万円前後のオプションだったような、太っ腹?
でもでも、「V40 Cross Country」 のクリーンディーゼルで AWDが選べないのは相変わらず。
AWDを望むと、最上級T5ガソリンエンジンのみとなり、430万~ となってしまう…。
「V40」 は全車FFのみ。
高級車をドイツ勢が占める国内の輸入車。
そんな中、北欧 スウェーデン車 という一風変わった 「ボルボ」。
高級に加え、上品さが このブランドの特徴です。
中国資本になっても、独特の存在感が衰えない。
私には手の出る車じゃないと判ってても、この品は気になるのです(汗。