闇夜の烏の変な世界

とりあえず、何にでも興味持ちますw
日々、気になった事を日記感覚でアップしてみようかと。

「アクセラ」 15XD の燃費を考える

2016-07-11 22:33:00 | 日記

​(毎度 駄文・長文ですみません)

 

ネットに出ている 「新アクセラ」 の1.5Lディーゼル車の燃費が案外良くない気がする。
例えば、現行型に1.5Lディーゼルを搭載し販売されているEU仕様では、26.5km/L(欧州複合モード)となる。

対する、マイナーチェンジ後の国内仕様 15XD は 21.5km/Lなのです。

なので、同じ SKYACTIVE-D1.5 を搭載する 「デミオ」 と 「CX-3」 で比較してみました。

このエンジンを搭載し、最も軽量なボディを持つのが 「デミオXD」。
カタログで 1,130kgです。

出力とトルクを車重で割ると、パワーウェイトレシオが 10.76kg/PS、トルクウェイトレシオは 44.31kg/kgf。


次に軽いのが 「CX-3」で、1,260kgです。
こちらは、パワーウェイトレシオが 12kg/PS、トルクウェイトレシオは 45.82kg/kgf。

値は、1PS(と1kgf)当たり、何kgの重量を負担するか。
なので、数字が小さい方が 「余裕」 があり、より 「燃費」 に有利と見れます。

パワーウェイトレシオは主に 加速力に影響するので、「燃費」 に直に影響するのは トルクウェイトレシオでしょうか。

カタログ燃費を見ると、「デミオ」 の 26.5km/L に対し、「CX-3」 は 23km/L で、およそ15%ほどの悪化。
重量差(車重)を考えれば、ほぼ順当な数字にみえます。


では、マイナーチェンジする 「アクセラ」 の15XD はどうでしょうか。

流出データを見ると、車重が 1,360kg となってます。
これは、「CX-3」 に対して 約100kg も重い。
更に、車格の差を考えれば、前面投影面積(空気抵抗)からも不利になる。

パワーウェイトレシオ が 12.95kg/PS、トルクウェイトレシオは 49.45kg/kgf。
これだけを見ても 「CX-3」に対してだけでなく、「デミオ」と比べると相当厳しい数字に見える。
一緒に走りっこしたら、間違いなくドンケツですね(汗。


個人的に、「デミオ」 と 「CX-3」を 一日乗りホーダイキャンペーンで様々なシーンを走らせている。
正直、SKYACTIVE-D1.5 は 「普通に走るけど、爽快に疾走させたり、快活な動力は望めない」 というのが持論。
それでも、軽量な 「デミオ」 や 「CX-3」 のパワーソースとしては、「アリ」♪

でも、流石にワンランク上の車格を持つ 「アクセラ」 にとってはちと厳しい評価が出てきそうに思える。
そもそも、トルクはさておき、105psというパワーは 気合入れて加速するには心許ない。
巷では、リッターカーのエンジンと似たようなものです。
はたして、どれだけの方がそのパワーで 「我慢できる」のか、心配です。

燃費について見ると、21.6km/L と、「CX-3」 よりも更に厳しい数字に。
燃料が軽油だから、ある意味 財布に優しいとも言えるが、それでも「低燃費車だぁ」 と胸張って言うには微妙です。


今回、15XD には FFしか用意されませんでした。
推測ですが、燃費数値が更に悪化する AWD を出せば、エコエコの印象が悪化するのを恐れたのではないかな。

 

 


ここで、私的に注目するのが、22XDの存在です。

車重は更に90kgも重い、1,450kgです。
排気量 2.2L のクリーンディーゼルは 175PS、42.5kgf と 15XD の約2倍弱と余裕アリ。

パワーウェイトレシオが 8.29kg/PS、トルクウェイトレシオは 33.88kg/kgf にもなる♪

700ccも大きなエンジンなら、相当の燃費悪化が予想される。
が、実際には 19.6km/L と、そんなに悪く無い。
1Lの軽油当たり、その差は2kmでしかない。


どうやらコレにはディーゼルエンジンの特性と、排気量のカラクリがあるようです。

内燃機関を用いる場合、燃料の種類を問わず 負荷の大きいのは 「加速する時」 です。
この時に大量の燃料が消費される。

15XD も 22XD もディーゼルエンジン、低速域から厚いトルクで車体を動かすアドバンテージがある。
とはいえ、流石に15XDでは絶対排気量が足りず、停止からの発進では 22XDほど低回転でモリモリと加速はできず ある程度 引っ張ります。
実際、「CX-3」も「デミオ」も信号発進では 「アクセラXD」のようなアイドリング+αでグググっと前に出るとはいかなかった。

中間加速も、22XDが僅かにアクセルを煽るだけで行けるシーンでも、15XDではそこそこ回転を上げる必要がままあった。

排気量が小さい方が燃料消費で有利なのは事実だが、ある程度の容量があった方がトータルで優れるらしい。
マツダの人見さんが提唱する 「排気量は大きい方が燃費で有利」 という考え方がこの辺りに出ていると想像するのです。
…本当かな?(汗。

まぁ、排気量660ccで燃費が格段に良いハズの軽自動車が、実際にはパワーを補うためにターボで過給したりし、本末転倒な結果になるケースもままありますし、ね。


あらゆるシーンで余裕を持つ 22XD が、結果的に 15XD と大差無い高燃費になってる意味を もう少し正しく分析してみたい。


15XDを 「低燃費でパワフル」と思い買ったら、思ったほど走らずに燃費も良くない。
結果的に早く飽きが来て手放した~ なんて事になったら、安いものじゃないだけに 「勿体ない」。


「実用的な 15XD」 と 「ゆとりの 22XD」。
…まぁ、15XD と 22XD には数十万の価格差がある。

己が財布が最大権限を握りますが、自身が 「アクセラXD」 に何を望むのかも大切にしたい。

………、にしても、「アクセラ」 に SKYACTIVE-D1.5 はやはり相当 非力 になるのではという気がしてならない。
実際に試乗した時、その答えが出る。


マイナーチェンジ の 「アクセラ」 を見てきた~♪

2016-07-11 17:20:00 | 日記

​久しぶりにマツダのディーラーさまに遊びに寄った。

お目当ては、14日に販売開始される 「アクセラ」 です。

 

以前からお世話になってる方が出払っており、他の方が忙しい中 対応して下さった。

 

「値段表とかありませんか」?

「いやぁー、まだお渡しできるのが無くて」(汗

「じゃぁカタログもまだですよね」?

「そうなんです、すみません」。

「1.5のディーゼルにAWDが無いってのも」?

「えっと…、あ、ごめんなさい。15日の発売まで何も言えなくて」(汗×2

 

…15日?、勘違いか??

 

で、すごすご出直しますとしたところ。

 

「あの奥にナンバーはまだですが、新しいアクセラがあるのでご覧になりますか」?

「おおっ!見ます、見せて下さいぃ!」

 

となり、店員の説明はありませんが、実車をジックリと拝見してきました、ラッキー♪

 

非公開扱いのため、デジイチを持ってはいったけどルールですから撮影はオアズケ。

 

お店の奥にあったそれは、1.5Lガソリンの 赤。

第一印象は、「う~ん、やっぱり 「アクセラ」だ」 ですw

 

フロントグリルの内側にナンバープレートが入る構造は相変わらず。

だけど、もしかしたらグリルの大きさが増したのかな、窮屈感がかなりやわらいでます。

 

ALHが入る、LEDヘッドライトは ハイビーム/ロービーム 単眼になるため、かなりスッキリとした印象。

 

新デザインになったホイールは、正直あまり違いが判らなかったww

 

テールは下の黒い帯部が小さくなりましたね。

1.5Gは片出しマフラーですが、反対側に切り込み(嵌め板?)が入ってるってことは、後からデュアルマフラーに交換しても違和感無いとか。

 

リフレクター(グレードによってはリアフォグに)付近が結構盛り上がって起伏がありり、彫りが深いんですね。

 

あとは外観から 現行モデルとの差は殆ど感じられない。

なので、「やっぱり 「アクセラ」 だ」 なのです♪

 

室内は下位グレード(ヘッドアップディスプレイも無し)なのか、ファブリックの内装。

 

先ずリアシートに座る。

…う~ん、やっぱり 「アクセラ」 の仕立ては 最近のマツダSKYACTIVE車の中で一番好きかなぁ~♪

(アテンザとCX-5は候補外なので判りません)

 

「CX-3」 もリアシートのクッションが良いのですが、それにも増してしっかりとストロークがあって落ち着く。

流石に頭上クリアランスは屋根が絞り込んでるので 広くは無いけど、閉塞感はあまり無い。

 

運転席に移る。

…「やっぱり下位グレードでも シートのしつらえ方がイイのか 落ち着きますね」♪

基本的に現行と同じ傾向みたい。

 

ハンドルはデザインが変わり、今度の方が 「ロードスター」 にも似て スポーティーな雰囲気。

但し、沢山のボタンが操作し易いかどうかは別問題。

 

22XDではないので、サイドブレーキは既存の握って起こすタイプ。

でも、絶妙な高さと位置が、やはり扱い易さを最優先してる事を再認識。

この辺り、助手席側に生やす 「デミオ」 「CX-3」 の ヨッコラセ より良心的だと感じる。

因みに、ボルボ 「V40」 ファミリーの 助手席側に生え、距離が遠い上にストロークが異常に大きい のと比べると雲泥の良さがアドバンテージになる。

これなら、電子パーキングブレーキ、自分ならいらないか。

 

メーター類はエンジンを始動できないので確認できず。

噂では 左右のインフォメーションパネルが改良され、文字盤のフォントが変更されてるらしいのだが。

 

マツコネのモニター。

気のせいだろうか、ちょっと高級感が増してるように見える。

この辺りは情報が無いので改良されてるのか不明。

 

エアコンの吹き出し口のメッキ(調)、どことなく以前よりクロームが深くなったような気がする。

これも未確認、気のせい、か…?

 

でもって、降りようとして気づいた。

「ど、ドアポケットが大きくなってる!?」。

 

現行 「アクセラ」 最大の問題は 収納スペースの極端な不足だと思っている。

ドアポケットなど、ペットボトル1本、それも斜めに入れてイッパイという様は、ちょっと無くないかな。

決して大きくも深くもないけど、開発側が精いっぱい努力したみたいなポケット、これは超評価に。

 

全体に車内の質感は、現行に対して もう1段階(0.5?)高められた印象でした。

 

「デミオ」 と一緒で、ナンバープレートが フロントグリルに入る 「アクセラ」。

現行は何となく 前面とそれ以外の面がアンバランスな印象が残ってたんです、私には。

今回、マイナーチェンジされた 「アクセラ」 を見て、「いやいや、これならシックリと纏まったのでは?」 と案外好印象でした。

 

後は 例の Gベクタリングコントロールとか 走りに関与する機能を含め、実際に試乗して 走りを確かめたい。

現行でも あの乗り心地や走りは十分に満足なので、それが改良されてるか否か、とても気になるのです♪

 

販売開始まで 残りあと3日。