分厚く、内容も熱い本。
オーストラリアでシュタイナーの学校に
4人のお子さんを通わせた
「美味しんぼ」の原作者、雁屋 哲さんの
体験記と教育論です。
「シュタイナー教育とはなにか」を知りたい方にも
お薦めの本です。最新動向が載っています。
『シドニー子育て記-シュタイナー教育との出会い』
著:雁屋 哲
遊幻舎、2008年
雁屋さんは、そもそも、日本の進学主体の教育体制に
疑問を抱かれ、お子さんたちを「日本の教育からひっぺがす」
ためにオーストラリア移住を決意なさったとか。
はじめは2~3年のつもりだったのに
いつのまにか20年も経ってしまったとのこと。
20年もの間、シュタイナー教育の実際を、
お子さんの成長を見守られつつ、
つぶさにご覧になってこられました。
そして、お子さん方皆さんが社会に羽ばたかれる歳に
なってはじめてこの本を出版されたこと、
すごいなあ・・・!と尊敬します。
そもそも、「日本の教育」に対する雁屋さんの思いと
原体験には強い物があって、その部分には
キリキリと共感しつつ、ある程度日本に失望しつつ
またシュタイナー教育に憧れつつ、読んでしまいました。
シュタイナー教育については丁寧に紹介されていますし
近年のシュタイナー批判にも、難解なシュタイナー関連著書を
10冊近く読破された上で丁寧に考察してあって
とても好感が持てました。
また、シュタイナーの神秘思想についても
ちらっとふれてあります。
しかし、オーストラリアのシュタイナー学校では、
シュタイナーの教育法と神秘主義は別物として、
教育に神秘主義を持ち込まないスタイルだとのことでした。
参考サイト:
雁屋哲のシドニー子育て記
http://kariyatetsu.com/category/kosodate
この本との出会いは、あるブログです。
この本の書評をみつけたあとすぐに
ネットで図書館で予約したのが、4月。
7月にようやく手元に届いたはいいけれど
貸出期限内に読み切れませんでした(とほほ)。
再び借りようとしたら、またまた大人数の待ち。
というわけで、結局買い求めたのでした。
シュタイナー教育は、中学生の時にその存在を知り、
『ミュンヘンの小学生』子安美智子:著を
友人から借りて読みふけった思い出があります。
シュタイナー思想に影響を受けた ミヒャエル・エンデの
『モモ』や『はてしない物語』など大好きです。
でも「人智学」はちんぷんかんぷん(爆)
こんなわたしでも、シュタイナー教育は、あこがれます。
とても丁寧な教育法で、人間的なものを、
大切にしているようです。
時を経て、シュタイナー教育は
日本でもいくつか実現されているそうですが
学校法人として文科省に認可されている物は
神奈川県と北海道の2カ所だそうです。
(シュタイナー教育 wiki:参照)
学校法人シュタイナー学園初等部・中等部
http://www.steiner.ed.jp/
オーストラリアでシュタイナーの学校に
4人のお子さんを通わせた
「美味しんぼ」の原作者、雁屋 哲さんの
体験記と教育論です。
「シュタイナー教育とはなにか」を知りたい方にも
お薦めの本です。最新動向が載っています。
『シドニー子育て記-シュタイナー教育との出会い』
著:雁屋 哲
遊幻舎、2008年
雁屋さんは、そもそも、日本の進学主体の教育体制に
疑問を抱かれ、お子さんたちを「日本の教育からひっぺがす」
ためにオーストラリア移住を決意なさったとか。
はじめは2~3年のつもりだったのに
いつのまにか20年も経ってしまったとのこと。
20年もの間、シュタイナー教育の実際を、
お子さんの成長を見守られつつ、
つぶさにご覧になってこられました。
そして、お子さん方皆さんが社会に羽ばたかれる歳に
なってはじめてこの本を出版されたこと、
すごいなあ・・・!と尊敬します。
そもそも、「日本の教育」に対する雁屋さんの思いと
原体験には強い物があって、その部分には
キリキリと共感しつつ、ある程度日本に失望しつつ
またシュタイナー教育に憧れつつ、読んでしまいました。
シュタイナー教育については丁寧に紹介されていますし
近年のシュタイナー批判にも、難解なシュタイナー関連著書を
10冊近く読破された上で丁寧に考察してあって
とても好感が持てました。
また、シュタイナーの神秘思想についても
ちらっとふれてあります。
しかし、オーストラリアのシュタイナー学校では、
シュタイナーの教育法と神秘主義は別物として、
教育に神秘主義を持ち込まないスタイルだとのことでした。
参考サイト:
雁屋哲のシドニー子育て記
http://kariyatetsu.com/category/kosodate
この本との出会いは、あるブログです。
この本の書評をみつけたあとすぐに
ネットで図書館で予約したのが、4月。
7月にようやく手元に届いたはいいけれど
貸出期限内に読み切れませんでした(とほほ)。
再び借りようとしたら、またまた大人数の待ち。
というわけで、結局買い求めたのでした。
シュタイナー教育は、中学生の時にその存在を知り、
『ミュンヘンの小学生』子安美智子:著を
友人から借りて読みふけった思い出があります。
シュタイナー思想に影響を受けた ミヒャエル・エンデの
『モモ』や『はてしない物語』など大好きです。
でも「人智学」はちんぷんかんぷん(爆)
こんなわたしでも、シュタイナー教育は、あこがれます。
とても丁寧な教育法で、人間的なものを、
大切にしているようです。
時を経て、シュタイナー教育は
日本でもいくつか実現されているそうですが
学校法人として文科省に認可されている物は
神奈川県と北海道の2カ所だそうです。
(シュタイナー教育 wiki:参照)
学校法人シュタイナー学園初等部・中等部
http://www.steiner.ed.jp/