日経ビジネスオンラインの記事を見ていたら
PTAあるあるな心理にも共通して解説できる
フレーズを見つけたので、備忘ではりつけます。
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不思議なもので、1人に任されたときほど、人は慎重になる。よほど浮世離れした人か、責任という文字のない辞書を持っている人じゃない限り、オッケーなど出せやしない。だって、ルミネのCMで、世間の注目が集まることは間違いないのだから……。
とあれこれ考えていくと、集団心理が働いたとしか考えられないのだ。
「人は集団になると愚行に走る」と昔から言われているが、どんなモラルある人でも、集団の一員になった途端、認知バイアスの罠にはまることがある。認知バイアスとは、無意識に事実を歪め、「問題があること」を「問題があるとは全く思わない」ようになる心の動き。実にやっかいな、罠、だ。
特に、
- まとまりの強い凝集性の高いチーム
- 皆が同じ考えを持っている場合
- 集団外部からの情報が入りにくい構造になっている場合
- 時間のプレッシャー
といった条件がそろうと、集団心理が働きやすい。
極端にリスキーな選択、極端な安全志向など、「集団極性化」と呼ばれる現象が起こり、本来であればあり得ないジャッジが下されてしまうのである。
また、逆に、個人が自己保身から集団を利用してしまうケースもあり、これは「集団思考」もしくは「集団浅慮」と呼ばれている。
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出典は
「需要? 自虐?」 ルミネ炎上CMが作られた“怪”
“あり得ない”ジャッジを下す「集団の罠」の怖さ
河合 薫
日経ビジネスオンライン 2015年3月31日(火)
紹介した文言は3・4ページ目にあります。
時間が経つと、登録しないと読めなくなるはずです、たぶん。
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