保護者-子供(生徒)-教師
先生の生徒への思いを知ることができた。小学校の先生が夏休み前に保護者に対して作る通知表(あゆみ)への思い。学校だよりに寄せられていた。
学期末のこの時期、職員室には独特の時間が流れます。子供たちの1学期間の「歩み」をたった1枚の紙「あゆみ」にまとめてお知らせする作業が始まるからです。担任も専科教師も、子供たち一人ひとりの顔を思い浮かべ、努力に思いをはせながら、時間をかけて評価していきます。校長は、その「あゆみ」を最後に読ませてもらいます。この1枚の紙には、子供たちの頑張りと共に、担任や専科教師の、子供たちへの温かいまなざしと、来学期に向けての期待が、いっぱいに散りばめられていると感じます。どうか、この教師たちの愛の結晶である「あゆみ」を前に、お子さんから1学期の頑張りについて話を聞いていただきたいと思います。学習面だけでなく、お子さんの気持ちを丁寧に聞き取ることで、いつも自分の事を気にかけてくれているという安心感が沸き、これから頑張ろうという意欲が沸くと思います。私たち教職員もそうであるよう努めながら1学期のまとめをしっかりしていきたいと思います。
教職員が努める内容は、「学習面だけでなく、お子さんの気持ちを丁寧に聞き取ること。そして安心感や意欲などと繋ぐこと」と読めました。道具である「あゆみ」を使い、先生、生徒、保護者が通わせる温かな思いを表現できており、それぞれが果たす役割がとてもわかり易い。
私が、生徒の時、保護者の時にそれぞれどのように過ごしてきたかを振り返ると、反省ばかりが思い浮かぶ。もっとその反省を深めることが大切だと思う。とは言え、先ずは、現在のように育ってくれた「子供たちに感謝」。