道の駅の鬼
愛媛県に鬼北町という町がある。そこに用事があって訪れた。途中ふと町名第一文字「鬼」が気にかかった。
天智天皇の時代のこと。天皇は唐と新羅との連合軍が日本に攻めて来ることを心配する。そこで各地に城を築いて備えた。岡山県の鬼ノ城はそのひとつ。「鬼」の文字がある。「城」を「き」と呼んでいた時代。
その後長い年月の間に、その時にできた城が、鬼の住んでいる城とされた。私はそんな想像をしていた。鬼北町に戻ろう。「鬼ケ城山」という山がある。その北に位置する鬼北町。
ネットで調べることにした。「宇和島市 鬼ケ城 由来」で検索するも、期待する内容は出て来ない。そしてやっと「忠臣の鬼王」が住んだ場所とのブログに出会った。調査結果には思わず力が抜けてしまった。天智天皇との関わりはない様子。しかしこの調査により「鬼ケ城」名の付く多くの場所の存在を知った。
「鬼(き)」が出るようになる起源が「城(き)」と縁がある。そう考えているのだが、簡単にその例は出て来ないよう。まだ「ややこしいや」の域だ。
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