六字名号本尊
小学生の子供を二人持つ長男から電話がかかって来た。コロナ禍の生活を短く話した後、「突然だけど、」と言う。
長男は妻(Yさん)と子供達との四人家族である。小学生は夏休み中のこと。「家に仏壇をおきたい。今日仏具店に寄って見てきた。子供達と仏壇前で手を合わせることも良いことだと思う。Yとも相談した」。転勤族の私は里帰りすると仏壇前で家族揃って手を合わせた。長男が結婚後も年末年始にはやはり仏壇前で揃って手を合わせる。
家内も電話の近くで耳を傾けている。「そう。良いことだね。仏壇の阿弥陀如来本尊の代わりは、転勤中に私たちが使っていた「南無阿弥陀仏」の六字名号本尊があるよ」と伝える。小さなロウソク立て、線香立て、リンを揃えたいと思っているとのこと。
小学生は異なる学校に通う元気いっぱいの子供達。それぞれが違う夢を持っている。バラバラではなくどこかで心が一つにつながる家族でいたいのだろう。今夏休みも、里帰りできなかったが子供家族の相談を聴き、家内と温かい気持ちになっている。
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