大和くん見つかる
山中に「しつけのために」とたった一人でおいて行かれた7歳の男の子。6日ぶりに無事保護されたとのニュースがながれたのは3日だった。
この事件を知っていた人は皆胸をなで下ろしたことだろう。車から降りた場所から数kmある、自衛隊が演習で使う宿舎で過ごしていたと言う。宿舎には使える水道があり、マットレスもあった。鍵がかかっていなかったこと、この宿舎から離れなかったことが、北海道でこの期間を生かさせた。
朝日新聞天声人語には「とてもつらい思いをさせて本当にごめんなって言いました」と父親。「親子それぞれの痛みが、早く乗り越えられればと祈る」と結ぶ。
「わだかまり」と言う言葉がある。「心の中のしこり」の意味だ。「親子それぞれの痛み」とは、これから日常生活において、ふと気付く「わだかまり」を意味すると私は想像した。「沢山の人が捜索をしてくれた」、一方「こんな場所でしつけしなくても」と。この「わだかまり」は「命が助かった喜び」、共通の喜びにより消えてしまうと思いたい。
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