工夫は上手に
人口密度の高い地域に住む孫達、「今年の夏休みにはスイカ割りをしてやりたい」と連絡が入る。大きくなったら、祖父母の私達が住む岩国市に戻って来いと願っている。
どのように親のふる里が良い町で、住むこともできる場所だと考えるように育つか。祖父母と親は今の段階では協力する。仕事はこの町にもあるものを。夢と繋がれよとー。では楽しい思い出は---。コロナ感染の拡がりは思い出作りにふる里帰りの移動を2年間困難にした。が今年は海水浴やスイカ割りゲームができた。
「高価なスイカだけど思い出作りには高価を感じないよね」と親が言う。その通りだ。割って食べ難くすることは、「とは言え」である。大きめの桶にスイカを入れて井戸水を少量出し続け、冷やしておいた。暑さが続いた昼間だったが、日が沈みかけた夕方にゲーム。
割らないように先ずルールを話合う。孫二人と父親がスイカ目がけて棒を振り下ろす。棒は畑に黒マルチするビニルの硬い紙芯、万一割れても被害が少ないように25㎝□瓦上にスイカを載せる。出発ラインの内側で3回自転して方向を教えられて目かくし状態で出発。「右よ」「左よ」と拍手で導かれて間違った場所を叩く。2回ずつ参加して、きわどいのも有って「やいの」と楽しめた。割れたら残念との意識を、孫には言い含め過ぎていたようだった。が少し暗くなり、部屋内で食べるスイカの紅くよく熟れた顔を見て割れずに良かったねと皆笑顔。
紅い部分がほとんど無くなるくらいまで食べる孫もおり、美味しかったのだろう。幾年ぶりかのスイカ割りだったが祖父の私にも思い出となった。孫二人にも「きっと」楽しい思い出になったであろう、そうだと確信できた。割れない工夫は成功である。
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