立法府の敗北?
先日の衆院選。自民党と野党との政権争奪選挙と理解し、結果を見つめていた。前予想も有ったため、次々に「当確」が出ると、これは自民党の圧勝だと、私も確信する。
私は原子力発電所(原電所)が次々に再稼働される現状を不安と感じ、再稼働にブレーキをと願った。地震国であり火山国である日本。少なくとも原電量を計画し、原電所を安全性の高い2カ所程度の地域に集めることを願っている。
さて、先日の選挙を、視点を変えて見ると、「行政府が立法府に勝った」という。そこで三権分立制度をネットで調べる。立法府・行政府・司法府の三権が互いに相手を抑制する仕組み。日本の場合、議院内閣制であり、立法府の議員の中から行政府の閣僚が選出される。これは議員数の多い政権政党の議員より閣僚が選ばれることであり、この政党と閣僚との関係は深いものとなる。
先日の選挙は政権政党議員数増に配慮した時期に行政府が「解散」を宣言。結果は、思惑通りその議員数は増加。行政府は立法府(政権政党)に貸しができた力関係となった。
確かに、この力関係は理解できる。行政府からの提案政策は議会を通りやすくなっていることだろう。前出の勝った表現はこのことを言っている。
議院内閣制は、3権分立ではあるが、立法府と行政府とが近いため「正三角形の関係ではない」と言われる。この選挙により「なるほど」とより理解が進んだ。政権政党議員であっても、政策に対してしっかり「投票してくれた国民のために」議論して欲しいと願う。
牛
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