ことば
テレビドラマの主役が「私は小賢しい」と発言しうつむく。「小賢しい」とは利口ぶって、生意気だとの意味だ(goo国語辞書)。この言葉を耳にして思わず意識が集中した。
自分の発言が「小賢しい」と感じることが私にもあり、この感覚を持つ人がいることに安心もできた。二人で、野菜づくりの畑を猪がミミズを求めて荒らす会話していた。どのように防ぐか。相手から「私は柵の外に、魚釣りのスジ糸を足元付近に張った。この糸の効果か、ここ数日荒らされない」と。「そうですか。そんな糸で効果があるのですか。費用の面でも良さそうだし、良いですね。」
会話は、相手と自分とのことば数のバランスも大切だと感じている。一方のみが多くを話して終わるのは「良くはない」と。話が弾み広がることが好ましい状態だと。そんな事を思っているせいか、上記のようにいらぬ「費用の面でも」と加えてしまう。
この「小賢しい」は「目下の相手に使われる」と言う。会話では、使いたくも使われたくもない。しかし自分へは投げかけて反省したいものだ。そうすれば、会話にあたたかさが生まれそうだ。
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