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体の目 と 心の目

2007年09月09日 | 心理療法ハッピーライフ
体の目 と 心の目


2007年9月9日(日)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋


今日は、心理療法ハッピーライフの矢野裕洋です(笑)。


今日はすぐに本題です(笑)。


心の目 心の視野 心の眼力を鍛える

このような事を突然言われても「何が言いたいのだろう?」と思われていると思います。

まずは、私のブログの話、新入社員のA君B君の話 を思い出して、下記の話を想像して下さい。

新入社員のA君とB君が、新入社員がよくする失敗を一緒にしてしまいました。
すると、部長がA君とB君を呼びつけて激しく叱責しているのです。

ここでA君B君ともに体の目で見えている物は同じような情景です。

しかし、心の目で見えている物が全然違うのです。
A君は怒られた後、胃が痛いと自分の席で苦しんでいます。
B君はケロッとして社員食堂の自動販売機で缶コーヒーを買って飲んでいます。

一緒に怒られても、A君とB君の心の状況認識が大きく違うのです。

A君は、心の視野が狭いですから、心の眼力が弱いですから、部長に怒られて怖いと感じるだけで、何が怖いのか? とか 部長はどんな目的で怒っているのか? など全く感じようとしないで怖がっているのです。

しかし、B君は、心の視野、心の眼力が強いですから、何が怖いのかを見に行ったり、客観的に自分や部長を見に行ったり、部長になったつもりで考えてみたりして、自動的に多方面から自分や部長を観察して客観的に見る心の力を持っているのです。
すると、これ位の失敗で首に出来ない事、おそらく最初だから脅す意味も含めて大げさに怒っているのだろうという事、部長の立場からすると部長の仕事は新入社員を辞めさせる事ではなく育てる事、などが心の目で見えて来るとほとんど怖くなくなります。


対人緊張症の人も多種の神経症の人も性格由来の鬱病(うつ病)の人も、今まで勘違いとか誤認知が原因と書いていますが、今回はこれを言い換えただけです。
同じ事です。

言い方を変えると、洞察力(どうさつりょく)の問題なのです。

例えば、赤面症や吃音(きつおん、どもる事)など、緊張症の人は自分を見ている人達はどんな事を考えているかという心の眼力、洞察力が弱いのです。

自分を見ている人になったつもりで自分を客観的に見れば、自分は有名な歌手でも俳優でもないのだから、自分が緊張して赤面しても吃音しても、赤面しているのだな、吃音している、と思うくらいでそれ以上の事は何も無いと分かります。
何も無いと深く納得すれば、赤面しても赤面しなくても、吃音しても吃音しなくても、どちらでも同じようなものですから、どうでも良くなります。
どうでも良いような事では緊張しませんから、結果として赤面も吃音もしません。

システムは神経症の人も鬱病の人も同じです。


また、緊張症や神経症、鬱病でない人も、この心の眼力、洞察力を付ける事は、プライベートや仕事など、人に関する事、人に関しない事を含めて、心の眼力、洞察力を付ける事はより良い人生を生きる為の必須の道具です。
もっともっと鍛えなければなりません。

まずは、怖いと思ったら何が怖いのか見に行く習慣を付けましょう。
そして、自分を色々な人になったつもりで観察して自分を客観的に見ましょう。

A君B君のB君のように、今まで見えなかった事がどんどん見えて来ます。

すると、人生は怖い事など何も無い事、楽で面白い事も結構有る事が心の目で見えて来ます。

心の目 心の視野 心の眼力を鍛える、分かりましたでしょうか?

大丈夫です(笑)。
コメント
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