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怖い から 症状が出る という法則

2007年09月22日 | 心理療法ハッピーライフ
怖い から 症状が出る という法則


2007年9月22日(土)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋


今日は、心理療法ハッピーライフの矢野裕洋です(笑)。


昨日に引き続き、法則、シリーズです(笑)。


『怖い から 症状が出る』

厳密に言うと、症状は自分自身で作っているのですから、怖いから症状を作る、という方がより正確です。

精神から来る症状は多岐に渡ります。

例えば、ストレス性の胃潰瘍、ストレス性の心臓病のようなものから、赤面症、吃音(きつおん)、多汗、動悸、過換気症候群、不安、憂鬱、など多岐に渡ります。

これらは、嫌だ、とか、恥ずかしい等を通り越して、怖いという感情になった時に出て来ます。

例えば、新入社員のA君B君の話を思い出して下さい。

二人揃って、部長に怒られているから二人とも嫌だと感じています。

そして、A君は、嫌だ、を通り越して、怖い、に考え方が変わっているから、部長に怒られた後自分の席で胃が痛くなっているのです。
(自分で症状を出しているのです。)

B君も怒られているのですから、怒られるのは嫌です。
しかし、嫌だ、のままです。
嫌だのままですから、症状は何も出ないのです。

皆さんの人生経験の中に、このような事例は必ず有るはずです。


ところで、困っている人の中には、「自分は絶対に怖いと思っていない」、と怖がっている事を認めない人がいます。

元々不安がる考え方を持っていますから、自分が怖がっている事を認めたくないのですが、

嫌だ、では症状は出ないのです。

怖いになっているから症状が出るのです。

そして、B君のような考え方を受け入れて、嫌だを怖いにしなくなれば、症状はなくなります。

勇気を出して、素直に怖がっている自分を認めましょう。

これが第一歩です。

このシステムは一部の統合失調症などの症状を除いた、対人緊張症や神経症、性格由来のうつ病などの症状の出るシステム、法則なのです。