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桂さこば師匠

2007年09月19日 | 心理療法ハッピーライフ
桂さこば師匠


2007年9月19日(水)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋


今日は、心理療法ハッピーライフの矢野裕洋です(笑)。


9月16日(日)のテレビ番組「たかじんのそこまで言って委員会」にて、桂ざこば師匠がご自身の精神疾患に関しておっしゃられました。

記憶で書かさせて頂く事をお許し下さい。

ざこば師匠がお話になられたのは、
「自分がドアを開けて中に入ると今までわいわい話していたのが急に静かになり、自分は嫌がられているのかと思い、自分が出て行くと再びわいわい話し声が聞こえるとやはり自分は嫌われているんだ。」
と思った事や抗精神薬を10年以上飲み続けている事などを話されました。

勇気のある発言だと心から思います。


考え方 → 感情

しばらく、話を変えますが、皆さんは感情だけが存在すると思いますか?

答えは、感情だけでは存在しません。

考え方が有って感情があるのです。

例えば、このブログに書いている「お化け屋敷の話」です。
お化け屋敷に客として行くと、お化け屋敷は作り物ですからお化けはいないと思っていても心の何処かにお化けがいるかも知れないという考え方があるから怖いのです。
しかし、この人が縁があって、このお化け屋敷の従業員になったらどうでしょうか?
最初は怖いという感情はあるでしょうが、お化け屋敷で毎日仕事をするのですから、数え切れないくらいお化け屋敷に出入りをして、隅々まで見てしまうと、いつの間にか、考え方が、このお化け屋敷にお化けは絶対にいない、という考え方になっていますから、お化け屋敷に入っても全く怖いという感情が出なくなるのです。


私の所に感情を何とかして下さい、と言って来る方がいますが、感情は何とも出来ません。

水道の蛇口に例えると、考え方が蛇口で感情は流れている水なのです。

水道の水を止めようとして流れている水に何をしても止める事は出来ません。

蛇口を閉めれば、考え方を変えれば簡単に水は出なくなるのです。

私の所で感情を何とかして欲しいと泣かれても困ります。

この仕組みを良く理解して蛇口を閉める、考え方を変える方向を見て頂かないと、さすがの私も何も出来ません。


ざこば師匠の話に戻りますが、おそらく、

嫌われている → 怖い

になって自分自身のコントロールを失ったのではないかと思います。

しかし、洞察力を付けていれば、

嫌われる事は心地の悪い事ではあるが怖い事ではない事。

その場を鳥瞰(ちょうかん、高い所から見下ろす事)すれば、師匠に敬意を払って雑談を止めたのかも知れないとか、色々な事が見えて来るはずです。

洞察力を付ける事で、今まで見えなかった事が見え始めて怖くなくなりますから、対人緊張症や神経症、性格由来のうつ病なとは結果としてなくなるのです。

失礼ですが、桂ざこば師匠がこのブログをご覧になられて興味がありましたらぜひご連絡を下さい。

怖くないと認知できれば、結果、対人緊張症や色々な神経症、性格由来のうつ病などは、治るというよりも無くなるのです。

そして、洞察力を磨く事は、将来特殊な環境になっても精神的な疾患にならない予防になります。

大丈夫です。