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過補償(過剰補償)

2008年09月30日 | 心理療法ハッピーライフ
過補償(過剰補償)


2008年9月30日(火)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋


東京の由美子さん
天現寺ハクさん、
このブログをご覧になったら連絡を下さいね(笑)。


皆さんは、過補償(過剰補償)という言葉を知っていますか?

過補償の説明の前に 補償 という言葉の説明をしますね。
補償とは、例えば、勉強が出来ない事をスポーツで良い成績を上げる事で自分の心の中での釣り合いを取る事です。
言い換えると、勉強が出来ない劣等感をスポーツで良い成績を得る事で自分自身を納得させる代償行為です。
この行為、補償 は全ての人がしています。
してはいけない事ではありません。
全ての人が心の調和を保つ為に行っている必要な行為です。
例えば、先ほど、総理大臣になった麻生首相は経済的、社会的名声など絶大な日本有数の素晴らしい家に生まれオリンピックに出場までしましたが全てで思い通りの人生が生きられる人はいませんから何らかの補償をしているはずです。

この補償が過度になって過補償になると何をしているのかが分からなくなり本人も回りも困ります。

補償は必要な事ですが、過補償は間違った考え方(誤認知)なのです。


過補償のケースを具体的に言うと、この内容は産業カウンセラーの講習会の教材ですが、人に自分の意見をほとんど言えない20代後半の男性が、会社の適正検査で経理に配属されたが本当は自分は営業に向いている、営業に変わりたいと言うのです。
しかし、誰の目からも会社の中でさえ十分に自分の意見が言えないこの男性が営業に向いているとは思えません。
しかし、本人は自分は営業に向いていると思い込んでいます。
そして、気付いていない可能性もありますが、営業になれれば全てが解決する、うまく行く、幸福になれるという思いがあります。

同じような例で、女性のダイエット願望もあります。
もう5年以上前に頂いた問い合わせのメールですが、この方は名前を書いていませんでしたし私はメールの返事を書きましたがそれっきりでしたが、内容は、
「私はもっと痩せたいのです。痩せ過ぎている事は分っていますがもっと痩せたいのです。もっと痩せる方法を教えて下さい。」
こんな内容だったと思います。
もうお分かりだと思いますが、痩せれば全てが解決する、という過補償の状態になっていると思われます。
そして、痩せ過ぎている事は分かるという事ですから、自分が望んだダイエットに成功しているのではないかと思えます。
しかし、痩せたのに問題が解決しない、という事は、もっと痩せないと問題は解決しないのだ、という思考になっていると思われます。

この過補償は多岐に渡っての問題解決が含まれます。

上記の女性のダイエットの場合で多いのは、昔、エステの宣伝でありましたように、ダイエットして美しくなって去って行った彼を振り向かせよう、というような内容が多いのではと思いますが、皆さんは不思議に思うでしょうが、ダイエットすれば対人緊張症が治る、神経症やうつ病が治る、というような方向を向いている人もいます。


まずは、本人自身がこの補償が過度で全く合理的ではないという事に気付いて頂く事が必要です。

そして、次に正しい問題解決を行う事をお勧め致します。

上記のダイエットの例では、丁度良くダイエットをする事は良いでしょうが、痩せれば痩せるほど美しくなるはずがありません。
心美人、性格美人、ポジティブな人になれば人が集まって来ます。
彼が振り向いてくれる可能性は痩せ過ぎるより、心美人、性格美人、ポジティブな人になった方が可能性は高いと思います。
どうでしょうか?


心理療法ハッピーライフでは、心美人、性格美人、ポジティブな人になるには、まずはマイナスの整理をします。
「私は神経症なのですが心美人、性格美人、ポジティブな人ですよ。」
という人がいたら変でしょう。
まずはマイナスの整理をしてそれから人生を楽しむ事に価値が有るという考え方を身に付けて頂く、ポジティブな人の考え方を受けって頂くという方法です。


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