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対人緊張症(社会不安障害)を自分で治す方法(9)

2008年11月07日 | 心理療法ハッピーライフ
対人緊張症(社会不安障害)を自分で治す方法(9)


2008年11月7日(金)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋


シリーズ9回目です。


今日のテーマは「分かったと納得の違い」です。


このブログの『対人緊張症(社会不安障害)を自分で治す方法』の8回目まで熟読して頂き、自分を客観視してみた、という人は多いと思います。

例えば、赤面症の人でしたら、『赤面=怖い』という事の怖い理由を紙に箇条書きしてみたらこんな事を怖がっていたのかと思われた方は多いと思います。

しかし、中には、こんな事を怖がっていたのかと思えるのだけれども赤面は怖いまま、という人もいると思います。

まず、最初の、こんな事を怖がっていたのか、と思えない人は客観視が不足していますから続けて何が怖いのかを紙に箇条書きを続けて下さい。
もうこれ以上書く事はないと思えるまで書き出して下さい。

次に、こんな事を怖がっていたのかと思えるのだけれども赤面は怖いまま、という人には『分かったと納得の違い』を勉強して頂かなければいけません。

分かったと納得の違いを考えた事はありますか?

『分かっているけれども出来ない。』
という事はあっても
『納得しているけれども出来ない』
という事はありませんよね。

例えば、学生時代、勉強しなければいけないという事は分かっているけれども出来ない、しかし、受験が近づき
『勉強しなければ大変な事になる』
という納得をしたら真剣に勉強をしていたはずです。

『分からない → 分かった → 納得』
という事になります。

自分ごとは納得しなければ結果が変わりません。

例えば、あなたがお化け屋敷に行ったとしましょう。
あなたは、お化け屋敷に本当にお化けがいる、とは思っていないでしょう。
お化け屋敷にお化けはいないと分かっていますよね。
しかし、お化け屋敷に絶対にお化けはいないというまでに納得はしていないのです。
ですから、お化け屋敷に入ると怖く思い動悸が起こり手足が震えたりします。

そのあなたが縁があってそのお化け屋敷でメンテナンスの仕事をする事になったとしましょう。
最初の数日は怖いと思うかも知れませんが仕事ですから毎日何十回と出入りしお化け屋敷の裏側まで全部見たあなたはいつの間にか
『このお化け屋敷に絶対にお化けはいない』
という納得をするでしょう。

するとこのお化け屋敷の中で昼寝までできる人になっているのです。


自分自身が本当にその通りだと納得するまで多方面から自分自身を客観的に紙に書きながら見続ける事が必要なのです。


以前も書きましたが個別の質問は
a@hapylife.jp
に題名は質問としてメールで送って下さい。
お答えをします。
尚、良い質問は質問者が特定できない形でこのブログに使用する場合があります。


結論は
『対人緊張症(社会不安障害)は病気ではなく勘違いの産物』
という事です。
そして、あなた自身が自分自身を客観視する方法を手に入れればもう病院に行く必要も前日から人前で話をする事を悩む事もなくなるのです。

楽になりますよ(笑)。

大丈夫(笑)。大丈夫(笑)。

次回も対人緊張症(社会不安障害)に関して書きますね(笑)。



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