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パニック障害を自分で治す方法(2)

2008年11月13日 | 心理療法ハッピーライフ
パニック障害を自分で治す方法(2)


2008年11月14日(金)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋


パニック障害を自分で治す方法の2回目です。


今日はパニック障害を自分で治すに当たっての「基礎知識」のお話です。


まず、前回も書きましたが、パニック障害の人は必ず、精神科、神経科、診療内科に行かれてお薬を飲んで下さい。
頭が痛い時、頭痛を抑えなければ何も出来ません。
パニック障害を自分で治す方法はありますが、不安などで冷静に考えられない状態で、あなたの考え方を整理してパニック障害でない人たちの考え方を受け取る事は出来ません。
まずは医師に掛かって投薬治療を受けて出来るだけ楽になってからこの方法を試みて下さい。


突然ですが、医師のお薬でパニック障害は治りません。
お薬は不安がり過ぎる考え方を修正するお薬ではなく、余計な事を考えなくするような、症状を抑える効能しかありません。
ですから、医師の言い方は「治る」ではなく「寛解」なのです。
(寛解とは治っているのではないのですが治っている状態とほとんど同じ状態を言います。)

原因(考え方) → 結果(症状) (原因と結果の法則、原因が変われば結果は自動的に変わるという意味、今回のケースでは原因の考え方を余り不安がらない考え方に修正すれば結果の症状はなくなりパニック障害も結果として治りますという事。)
原因の考え方から修正しているのでしたら結果は変わってきますが、病院の薬は
原因(考え方) → 結果(症状) ← 薬(お医者さんの薬) 
という関係になります。

原因の不安がり過ぎる考え方は全く変わらないままで、結果の症状を投薬する事によって変えようとしています。
例えば、お酒がそうです。
人前で緊張しやすい人が緊張したくないのでお酒を飲んで来ると緊張が減りますよね。
原因(考え方) → 結果(緊張) ← お酒(ここではお医者さんの薬と同じ)
という上記と同じ関係になります。
(お酒は人類の歴史と一緒にありますから 抗精神薬 だという認識はないでしょうが、お酒の効果で精神が変わる(酔う)わけですからお酒は立派な 抗精神薬 なのです。)

当たり前の質問ですが、上記の人前で緊張しやすい人はお酒を飲み続けている事で対人緊張症は治るでしょうか?
治るわけがありませんよね。

パニック障害とお薬の関係はこういう関係なのです。

あなたが原因の考え方を修正しなければ(うまくするとお薬を飲み続ける事で症状は抑えられるかも知れませんが)本当に治る事はありません。
症状が出ないだけで不安がり過ぎる考え方をしたままですから ポジティブ にはなれません。
心のどこかで、若しくは心の大きな部分で、いつもパニックの事を考えているというような生活が続きます。


「お医者さんの薬でパニック障害は治らないという事は本当なのだろうか?」
と思われている方には、直接医師に聞く事をお勧めします。
例えば、「私はお薬を飲み続けて5年経ちましたが治りません。いつになったらパニック障害は治るのでしょうか?」
とか、「先生はどういう考え方で私のパニック障害を治そうと計画を立てられているのでしょうか?」
という風に聞かれて下さい。
多くのクライエントさんは医師に聞かないのです。
疑問に思った事は聞かなければ前に進みません。


今日のお話は、パニック障害はあなたの不安がり過ぎる考え方が原因で薬は症状を抑えているだけですから薬を飲み続けてもパニック障害は治りませんという事です。
どう思われましたでしょうか?


疑問、質問がありましたらぜひ下記のメールアドレスに送って下さい。
なお、良い質問はこのブログなどで誰が書いたか分からない状態に加工して使用する場合があります。


パニック障害の人は不安が大きいですから必ず精神科、神経科、診療内科に通われて下さい。
心理療法は両輪の車だと思ってください。
医師の薬物療法と心理療法を合わせる事で両輪の車は初めて走ります。
心理療法だけで特に一人だけで治そうと思わないで下さい。
パニック障害の人は対人緊張症(社会不安障害)の人と比べて一人で考え方を修正する事は個人差が大きいですが難しいです。
しかし、パニック障害の人の中には医師に掛かりながら一人で考え方を修正する事の出来る人もいます。
(こういう人の為にこのブログは書いています)
一人で誤認知の修正が出来そうにない人は心理療法を受ける事を考えて下さい。
認知行動療法か森田療法をお勧め致します。
尚、ハッピーライフの無料資料は下記のメールアドレスにご請求ください。

パニック障害のお話は次回に続きます。



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心理療法ハッピーライフは1998年開業ですから11年目になります。