パニック障害を自分で治す方法(3)
2008年11月19日(水)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋
パニック障害を自分で治す方法の3回目です。
今日はパニック障害を自分で治すに当たっての『心構え』のお話です。
まず、パニック障害も前回10回シリーズで書きました対人緊張症と同じく通常の病気ではないという事をしっかりと心構えとして納得できていなければいけません。
この内容は色々な所で何度も書いていますので簡単に書きますが、パニック障害の原因はウイルスでも病原菌でも老化でも生活習慣でもタバコやアルコールのような薬物でもありません。
この私のブログに書いています「新入社員のA君B君のお話」を読んで頂ければ具体的によく分かると思いますが、読まれていない人用にダイジェストで内容を書くと、
新入社員のA君とB君が一緒に会社に入って一緒に仕事をして一緒に失敗をして一緒に部長に叱責されました。
A君は部長に怒られて胃が痛くなり怒られた後も苦しんでいます。
しかし、B君はまったく平気で「部長の小言が終わった」と言いながら社員食堂の自動販売機で缶コーヒーを飲んでいるのです。
A君はその後会社に行くのが辛くなり、病院に行けば何らかの薬を出され何らかの精神的な病名や症名を付けられます。
さて、A君の精神的な病名や症名の原因は何でしょうか?
当たり前ですが、考え方ですよね。
余談ですが、薬のやめ方の質問をされた方がいますので書きますと、
A君の考え方のままですといつまで経っても薬をやめたら再発の可能性があります。
しかし、B君の考え方の中の必要な所を受け取ればB君がおそらく一生精神関係の病院に行く必要がないのと同じく、B君の考え方の必要な所を受け取ったA君の再発の可能性はなくなります。
そこで初めて薬をやめられます。
お分かり頂けますでしょうか?
調子が良くなって来たから薬が必要なくなるのではなく、根本原因の考え方を変えて初めて薬は必要なくなります。
まず、最初の『心構え』はパニック障害の原因は通常の病気とは違って考え方が原因で、B君のような人の考え方を受け入れれば治るという事です。
二つ目は、原因と要因をしっかりと区別する事です。
例えば、風邪を引きました。
原因はウイルスに感染したことです。
要因は色々ありますが、例えば、お腹を出して寝た事です。
お分かり頂けると思いますが、お腹を出したから風邪を引いたのではなくお腹を出して寝た事は風邪を引く要因にはなりましたがあくまでも風邪の原因はウイルスに感染した事なのです。
上記の区別が付いていないカウンセラーやセラピストも実際いるのですが、
パニック障害の原因はあくまでも考え方です。
原因の考え方をもう少し詳しく書くと洞察力不足や不安の処理の仕方が下手なのです。
例えば、育てられ方に原因があると思えるパニック障害の人がいるとしましょう。
しかし、育てられ方はあくまでも要因であって原因ではないのです。
パニック障害を治したければ原因の考え方を修正しなければ治りません。
育てられ方は要因ですから、育てられ方が悪いからパニック障害になるような考え方になったという事でしかないのです。
自分の育てられ方を何とかしなければいけないと思い込んでいる人や「癒し」と称して育てられ方に焦点を当ててのカウンセリングやセラピーをする心理療法家もいますが、育てられたのは終わっていますから、風邪を引いてしまった後からお腹を出さないようにカウンセリングやセラピーを受けているようなものです。
可笑しい(おかしい)でしょう。
若しかしたらこのブログを読まれている人の中にもそのようなカウンセリングやセラピーを長い期間受け続けている人がいるかもしれません。
いましたら、毎回嫌な過去を思い出しますから辛いでしょう。
しかし、いつまで経ってもパニック障害は治らないでしょう。
原因と要因を間違えているからです。
親子問題の解決などが目的でしたら上記のようなカウンセリングやセラピーも有効な結果を出す可能性はありますがパニック障害を治す為には方向が違っています。
二つ目の心構えは原因と要因の区別です。
お分かり頂けましたでしょうか。
最後に、前回まで10回シリーズで書きました対人緊張症(社会不安障害)の人と違ってパニック障害の人は不安が大きいですから必ず精神科、神経科、診療内科に通われて下さい。
心理療法は両輪の車だと思ってください。
医師の薬物療法と心理療法を合わせる事で両輪の車は初めて走ります。
心理療法だけで特に一人だけで治そうと思わないで下さい。
パニック障害の人は対人緊張症(社会不安障害)の人と比べて一人で考え方を修正する事は個人差が大きいですが難しいです。
しかし、パニック障害の人の中には医師に掛かりながら一人で考え方を修正する事の出来る人もいます。
(こういう人の為にこのブログは書いています)
一人で誤認知の修正が出来そうにない人は心理療法を受ける事を考えて下さい。
認知行動療法か森田療法をお勧め致します。
尚、ハッピーライフの無料資料は下記のメールアドレスにご請求ください。
パニック障害のお話は次回に続きます。
心理療法ハッピーライフのセラピーに興味が有る方は、郵便番号、住所、氏名、電話番号を書いて
a@happylife.jp
に無料資料請求と題名を書いて無料資料を請求して下さい。
ヤマト運輸メール便にて約50枚ほどの資料をお送り致します。
心理療法ハッピーライフ公式ホームページhttp://www.happylife.jp
心理療法ハッピーライフは1998年開業ですから11年目になります。
2008年11月19日(水)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋
パニック障害を自分で治す方法の3回目です。
今日はパニック障害を自分で治すに当たっての『心構え』のお話です。
まず、パニック障害も前回10回シリーズで書きました対人緊張症と同じく通常の病気ではないという事をしっかりと心構えとして納得できていなければいけません。
この内容は色々な所で何度も書いていますので簡単に書きますが、パニック障害の原因はウイルスでも病原菌でも老化でも生活習慣でもタバコやアルコールのような薬物でもありません。
この私のブログに書いています「新入社員のA君B君のお話」を読んで頂ければ具体的によく分かると思いますが、読まれていない人用にダイジェストで内容を書くと、
新入社員のA君とB君が一緒に会社に入って一緒に仕事をして一緒に失敗をして一緒に部長に叱責されました。
A君は部長に怒られて胃が痛くなり怒られた後も苦しんでいます。
しかし、B君はまったく平気で「部長の小言が終わった」と言いながら社員食堂の自動販売機で缶コーヒーを飲んでいるのです。
A君はその後会社に行くのが辛くなり、病院に行けば何らかの薬を出され何らかの精神的な病名や症名を付けられます。
さて、A君の精神的な病名や症名の原因は何でしょうか?
当たり前ですが、考え方ですよね。
余談ですが、薬のやめ方の質問をされた方がいますので書きますと、
A君の考え方のままですといつまで経っても薬をやめたら再発の可能性があります。
しかし、B君の考え方の中の必要な所を受け取ればB君がおそらく一生精神関係の病院に行く必要がないのと同じく、B君の考え方の必要な所を受け取ったA君の再発の可能性はなくなります。
そこで初めて薬をやめられます。
お分かり頂けますでしょうか?
調子が良くなって来たから薬が必要なくなるのではなく、根本原因の考え方を変えて初めて薬は必要なくなります。
まず、最初の『心構え』はパニック障害の原因は通常の病気とは違って考え方が原因で、B君のような人の考え方を受け入れれば治るという事です。
二つ目は、原因と要因をしっかりと区別する事です。
例えば、風邪を引きました。
原因はウイルスに感染したことです。
要因は色々ありますが、例えば、お腹を出して寝た事です。
お分かり頂けると思いますが、お腹を出したから風邪を引いたのではなくお腹を出して寝た事は風邪を引く要因にはなりましたがあくまでも風邪の原因はウイルスに感染した事なのです。
上記の区別が付いていないカウンセラーやセラピストも実際いるのですが、
パニック障害の原因はあくまでも考え方です。
原因の考え方をもう少し詳しく書くと洞察力不足や不安の処理の仕方が下手なのです。
例えば、育てられ方に原因があると思えるパニック障害の人がいるとしましょう。
しかし、育てられ方はあくまでも要因であって原因ではないのです。
パニック障害を治したければ原因の考え方を修正しなければ治りません。
育てられ方は要因ですから、育てられ方が悪いからパニック障害になるような考え方になったという事でしかないのです。
自分の育てられ方を何とかしなければいけないと思い込んでいる人や「癒し」と称して育てられ方に焦点を当ててのカウンセリングやセラピーをする心理療法家もいますが、育てられたのは終わっていますから、風邪を引いてしまった後からお腹を出さないようにカウンセリングやセラピーを受けているようなものです。
可笑しい(おかしい)でしょう。
若しかしたらこのブログを読まれている人の中にもそのようなカウンセリングやセラピーを長い期間受け続けている人がいるかもしれません。
いましたら、毎回嫌な過去を思い出しますから辛いでしょう。
しかし、いつまで経ってもパニック障害は治らないでしょう。
原因と要因を間違えているからです。
親子問題の解決などが目的でしたら上記のようなカウンセリングやセラピーも有効な結果を出す可能性はありますがパニック障害を治す為には方向が違っています。
二つ目の心構えは原因と要因の区別です。
お分かり頂けましたでしょうか。
最後に、前回まで10回シリーズで書きました対人緊張症(社会不安障害)の人と違ってパニック障害の人は不安が大きいですから必ず精神科、神経科、診療内科に通われて下さい。
心理療法は両輪の車だと思ってください。
医師の薬物療法と心理療法を合わせる事で両輪の車は初めて走ります。
心理療法だけで特に一人だけで治そうと思わないで下さい。
パニック障害の人は対人緊張症(社会不安障害)の人と比べて一人で考え方を修正する事は個人差が大きいですが難しいです。
しかし、パニック障害の人の中には医師に掛かりながら一人で考え方を修正する事の出来る人もいます。
(こういう人の為にこのブログは書いています)
一人で誤認知の修正が出来そうにない人は心理療法を受ける事を考えて下さい。
認知行動療法か森田療法をお勧め致します。
尚、ハッピーライフの無料資料は下記のメールアドレスにご請求ください。
パニック障害のお話は次回に続きます。
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