対人緊張症（赤面症、吃音、多汗症など）の人達の思考は子供。大人の思考に成長できていない。大人の思考に成長しないと根本から治らない。
対人緊張症の人達の思考は、
「人に変に思われたら怖い」
「人に嫌われたら怖い」
という思考をしています。
これを対人緊張症ではない大人の心になっている（成長している）人達から見たら、とても不思議に思えます。
大人の心になっている（成長している）人達は、
「人に変に思われたら嫌だけれども全く怖いとは思わない」
「人に嫌われたら嫌だけれども残念だけれども全く怖いとは思わない」
という思考になっていますし、このような思考になっていないと、私たち人間は人間の中でしか生きられない動物ですから、この世の中で良い人生は望めないでしょう。
ですから、対人緊張症の人達は多くの面で子供です。
具体的な大きな問題の一つは、対人緊張症の人達は皆さん『内弁慶』だという事です。
他人に嫌われる事は子供の心のままですから真剣にめちゃくちゃ強く怖がるのですが、その逆、家族には徹底的に甘えます。
極端な甘えの一つに家族への暴力があります。
家族への暴力は、他人には嫌われたら簡単に見捨てられるというとても強い恐怖心を持っていますが、家族には何をしても嫌われないし見捨てられない、というとても強い甘えがあるので、他人に気を使い過ぎた反動で家族に強く甘える事がとても多いのです。
しかし、ゴムを引っ張ったらどこまでも伸びるように思えますが最後は切れます、と同じように、家族はとても許してくれます。
しかし、最後は家族も、家庭内暴力を振い続ける等の家族へのとても強い甘えを続けていたら、最後は、家族もあなたを見捨てるでしょう。
ゴムを引っ張り過ぎたら最後は切れるように。
では、どうしたら良いのかというと、１つしかありません。
体も年齢も大人になったのですから心も大人の心になるしかない、という事です。
薬や開き直り、言い聞かせ、気をそらす等で対人緊張症の症状を誤魔化しても根本の大人になり切れていない（成長できていない）子供のままの心はそのまま変わりません。
まずは、多方面からの客観的な情報を得られるような能力を付ける事や不安の処理が出来るようになる事です。
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