2月14日(月)、深夜。
目が覚めて、4月の展示会のことを考えています。
即売品のほかに、非売品としては何を展示できるか。
思いついたのは、
1、「大局将棋駒」作成プロセス現物資料。
(22年前にリクエストで作った804枚の大局将棋駒は、
大阪商業大学で常設展示されている。
本品は、その作成プロセスで作った「ひな形」の駒)
2、象牙製の「中将棋・水無瀬駒」の推定復元品。
(400年前の水無瀬家「将棋馬日記」には、家康、秀頼それ
ぞれに象牙製中将棋駒が贈られたことが記されているものの、
現品は失われており、本品はそれを推定復元した92枚)
3、水無瀬神宮に遺る「水無瀬兼成卿の駒」の「レプリカ」。
(小生が、20年を経て初めて肉筆の書き駒で、400年前の
水無瀬駒を模倣して作った駒)
4、象牙製「極小の雛駒と盤」。
(盤は手のひらに収まる6✕5センチ。駒は幅5ミリ。
文字は漆の楷書にこだわって作った豆粒より小さな雛駒)
5、江戸時代の「俊光作・中将棋駒」。
(およそ250年ほど前の書き駒。ツゲ製、92枚の完品)
6、小生作「摩訶大々将棋駒」。
(駒192枚。「将棋馬日記」に基づき作成し、文字は小生の
肉筆で20年ほど前に作成した。盤は碁盤サイズ)
7、「谷川浩司書の駒」。
(谷川浩司書の駒は、谷川先生の要請と許可が必須であり、
余人の模倣は慎んでいただかなければならない。
文字は、これまで34才と46才の筆跡でも作成しており、
本品は、新将棋会館建設に伴う要請による59才筆跡の最新作
で、予備として手元に保管している品)
以上。