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12日の奈良に続き,13日は京都の古寺を巡ることにしました。
昨日の青空はどこへ行ったのかと思うほど,13日の日曜日は朝から雨模様,
九州に続いて,関西,関東も同時に梅雨に入ったようです。
四条大宮の宿から,市バスに乗り,
一休禅師や千利休でよく知られた大徳寺にまずは向かいました。
大徳寺は京都でも有数の規模を有する禅寺,
唐門,方丈などの国宝,
勅使門,本堂,法堂など数多くの重要文化財があり,
見るべきところはたくさんあるお寺のようです。
しかし,雨が降りだしてきたこともあり,もったいなくもこれら重要文化財を
簡単に眺め,敷地内に建てられている
20ヶ寺を越える塔頭(たっちゅう)寺院から,
一般拝観のできる龍源院,瑞峯院,大仙院,
それに高桐院の4寺をこの際全部,拝観してみることにしました。
まずは,総門からすぐ左手の龍源院,
大徳寺の塔頭のなかで,最も古いお寺になるそうです。
下調べ予備知識もほとんどなく大徳寺を訪れてしまいましたが,
大徳寺の塔頭寺院は室町時代後期の文化が色濃く,
どこも庭園が見所のようです。
ここ龍源院も方丈(本堂)を中心に東西南北に設けられた
4つの庭園が見所です。
またここには秀吉と家康が対局したといわれる碁盤などが展示されていました。
写真上は方丈の南側,「一枝坦」と名がつけられている枯山水の庭です。
岩が島,白砂が海原,砂の模様で波を表現しています。
写真中は方丈の東,庫裏との間に作られた坪庭,「東滴壺」
昭和35年に作られ,坪庭の傑作といわれる日本最小の石庭だそうです。
大きなカメラをかかえ,写真を撮っている人が何人もいました。
谷間に落ちる滴が集まり,大河となり,大海へ注ぐ姿を表現しているそうです。
そういわれればそうかなと思いますが,
石庭のよさを真に理解はなかなかできません。
写真下は本堂の襖絵,作者不詳だそうですが,
迫力のある龍だと思います。龍源院の名と関係でもあるのでしょうか。
荒梅雨や枯山水に水の音
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