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ムラサキツメクサとも呼ばれるアカツメクサ,
赤詰草と書き,白詰草すなわちクローバーと同じ,
マメ科のもともとは牧草の帰化植物です。
花の形,葉などは両者よく似ていますが,
白詰草が地を這うように広がるのに対し,
赤詰草は上に伸び,他の草と競い合って丈を伸します。
その性質から,人が踏み込むことが少ない草ぼうぼうの野原にも,
赤詰草の紫の花がずいぶん見られます。
写真上は6月初旬のものですが,
春から梅雨の今頃まで野に花を咲かせています。
白詰草より様々な環境に順応し,長く咲いていると思います。
紫のその花はけっこう鮮やかであり,草の緑に映え夏野に彩りを添えています。
下の写真は一月以上前のものになりますがベニバナツメクサ,
別名ストロベリーキャンドルと呼ばれる花です。
ツメクサの名から分るようにマメ科の植物,アカツメクサの仲間,
花のすぐ下に葉があるところ,葉の形などアカツメクサによく似ています。
これも,もともとは牧草として導入されたようですが,
その容姿からか,今は園芸植物として多く利用されています。
その名のように真っ赤な細長いイチゴの実のような花がとてもユニークです。
詰草の紅花優る夏野かな