行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

烏柄杓(カラスビシャク)

2010-06-02 23:48:01 | Weblog



会社の桜の木の下,
鴉柄杓(カラスビシャク)が群生していました。
カラスビシャクは野や畑に生えるサトイモ科の雑草です。
マムシグサやミズバショウの仲間で,それらと同じく仏炎包を持ち,
その中に花があるおもしろい植物です。
やや膨らんだ緑色部分が仏炎包,
ミズバショウの仏炎包は白く,白い花が咲いているように見えます。
それからするとカラスビシャクは緑色の花が咲いていることになりますが,
仏炎包も小さく,緑色では花という感じがしません。
その先に触覚のように伸びている緑の細長いものが付属体とよばれるものです。

烏柄杓の名は花茎から仏炎包までが柄杓のようであり,
それが烏が使うと思えるほどに小さいことから付けられたようです。

別名は半夏(はんげ),
花後の地下の塊茎を乾燥させたものが,
サポニンを多く含み,吐き気,痰の除去などに効果があり,
悪阻,胃腸病の漢方薬,半夏の名で広く使われています。
半夏の名は,夏の半ばに花が咲くことからの名のようです。
また,時節の半夏生(陽暦7月2日ごろ)は,この植物が由来です。

鳩山総理と小沢幹事長二人そろって,本日辞任となりました。
いつかはこうなるかもしれない,これしかないと思っていましたが,
あまりにも急激な展開に少しびっくりです。

永田町同士討ちにて春終わる
コメント
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